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賑やかさを取り戻した熱海。黒船電車で東伊豆行ったり来たり・・・2023夏18きっぷ旅 DAY1


どこにも出かけるこなく春が過ぎ、そして長い夏も終わろうとしていた今日この頃、
18きっぷを譲ってもらえることになったけど、有効期限が今週末だと?!


ならば!と期限切れ2日前の土曜日に熱海へ行ってきた。本当に久しぶりのおでかけらしいおでかけ・・・
そして、期限切れ日の日曜日はどこへ??


岐阜駅を6時過ぎに出発して熱海に着いたのが11時過ぎ。
東海道線だから座れないかも?という心配は杞憂に終わり浜松と富士の2回の乗り換え以外5時間ずっと座りっぱなし。
飛行機のエコノミーシートに比べたら全然楽だけど、この日はあいにく天気は曇り空で富士山は裾野すら見えなかったのが心残り。

東海道新幹線だと一瞬なので在来線ならゆっくり眺めれるぞ〜!って楽しみにしていたんだけど、これはまた次回の18きっぷの時に!




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仲見世通り


レトロモダンなアーケードがナイス♬

商店街で大事なのはアーケードデザインだと思う。

古い目の商店と違和感を感じさせないこの渋めの骨組みと照明デザインがいいね〜


■V字回復!
もうずっと熱海は寂れた『衰退した観光地』のイメージしかなかったのに、
10年前くらいから熱海が熱いってメディアで騒がれ出して、
近いうちに行かなきゃ!と思いつつ月日は流れ・・・ていったワケだけど、
来てみたら本当にすごい人出。年齢層が若い若い若い。


実際、ホテル宿泊客数の推移は
1960年代 → 530万人
2011年 → 246万人 ←半減!!
2015年 → 308万人 ←V字回復!!

他の観光地と熱海の違いはインバウンドの増加ではなく20代〜30代の増加だそうだ。

というか、1960年代が凄すぎる・・・
海外観光などないご時世、首都圏から慰安旅行客、家族旅行客が凄まじく訪れていたんだろう。
経営難だった松下電器(現:パナソニックホールディングス)の会談の場所にも熱海が選ばれた。←有名な1964年熱海会談


■衰退した理由、復活した理由
言わずもがな、従来型の団体旅行客の減少が衰退の理由でこれは日本全国的なもの。
慰安旅行に頼っていた温泉街が廃れていく姿は日本津々浦々見てきた。


これからは体験型旅行だ!魅力あるコンテンツ作りでリピーターを増やそう!
と口を揃えて言うけど言うは易しで・・・熱海が復活した理由は何処なんだろう?
ここはそんなに金かけてなさそう(街自体あまり変わってなく人だけが劇的に増えた!)だけど?
自分なりに考えてみた。


いろんな記事を見ても当たり前のことしか書いてない
・熱海は都心部から近くロケーションが良いから とか
・熱海は温泉や海水浴などコンテンツが豊富だから とか
そんなのは昔から変わってないことだし今更?ほんとに?


で、主観で結論から言うと、
A.地元若者発のプロモーションが効いた?媒体はSNS。予算かけずにできる優れもの広告。
B.レトロな街並み(昭和世代には魅力がないが)1周回って平成生まれの若年層に刺さった?


実際、少しだけど街を歩いててもさほど新しい店ができた訳でもなく懐かしい昔のままで、
・駅近商店街のアーケードがいい感じにリノベーションされたこと、
・飲食店のレイアウトが今っぽくなった(半屋外呑みスタイルに)
くらい。


往々にして昭和世代の町おこし発想は金かけて街を新しくすることを考えがちだけど
そうじゃないんだってロールモデルがここにあった。


バブルのご時世は都会も田舎もやんややんや大型ホテルかカリフォルニアテイストが流行りだったけど、
Z世代の流行りはそれではなく、はたまた小京都的重厚感のある街並みでもなく、
少し寂れたリアルな昭和テイストなんだな〜〜〜と確信。




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どことなく台北の街並みとオーバーラップ。

どこにも新しい施設やらビルが建ったわけでもないのに、

これほど人出が戻ってきたのは寂れた温泉や地方都市の成功例になるのでは?




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ランチは干物系か海鮮系か迷って海鮮系に。

駅でもらったチラシに載っていた店だったのでグラスビール1杯がオフに。\(^ ^)/

試食でいただいたホッケの塩焼きもホクホクで旨かったな〜〜



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帰路は逆算して熱海を17時台に発っても間に合う。
このまま熱海をぶらついても良かったけどせっかくなので伊東線に乗ることに。


で、熱海駅伊東線のホームに行ったら車両が凄くてびっくりだった・・・




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『黒船列車』

激渋やなぁ〜〜

フォントもお洒落です。

普通料金で乗っていいの?この車両。





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列車の右半分は向かい合う1列席。

もう左半分は窓に向かう1列席。

で、左半分席が海側に向いてる♬



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『弁天の湯』



伊東駅で降りたらひなびた銭湯があったのでひとっぷろゆっくりした。

熱海の日帰り温泉は何処も軽く1,000円オーバーの観光価格。

こちらの共同湯は250円と財布に優しい庶民価格。




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ケチってる訳ではなく・・・

存続して欲しい気持ちもあり。それと

このお値段ならレトロ感満喫間違いなしでしょっっっ!






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実家に風呂が入る小学校2年生まで毎日こんな銭湯行ってたなぁ・・・

実家の3軒隣が銭湯。小学校校区内に4つくらい銭湯があった。

紋紋入れたおっちゃんも普通に一緒に入ってて、

いつもその背中をマジマジ見てたな〜〜〜

半世紀前の風景がここにあった。でも、

半世紀ってそんなに大昔じゃない。




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熱海まで戻ったけど、また黒船電車に乗って今度は網代まで。

乗ったり降りたり・・・18きっぷフル活用してる。

先頭車両は2x2列の座席が全部前向いていて、

映画館の座席のように段々になってる。

前方の眺め最高!!!





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海岸沿いではなく少し山裾に沿って走ってるのが海の眺め良くっていいよなぁ〜〜伊東線!


駅すぱあとをスクショ。タイムテーブルのログを貼っておく。

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この間に熱海でランチ&伊東線行ったり来たり・・・




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静岡に入ったら浴衣姿の若者がたくさん乗ってきたので調べたら、

大井川の河川敷で花火が19時からあることがわかった!!

急遽島田で途中下車して半時間ほど歩いて会場へ。

少し遠巻きに少しの時間だけ花火鑑賞♬

フレキシブルな18きっぷ旅♬



再びのんびり東海道線乗ってると、

愛野駅でどどどっと乗ってきて急に大混雑。

B'zのライブが近所のスタジアムであったみたい。

往きの列車でもB'zのシャツ着てる人居てた理由はこれだったか・・・



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凄ぉ〜〜〜!!35周年!!



ほとんどが終点の浜松で降りたけど誰も次の大垣行き快速に乗らず・・・

そうやんなぁ〜〜〜新幹線に乗り換えて名古屋やんなぁ〜〜〜

お疲れ様です。こちらはのんびり帰ります。先は長い。




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18きっぷが1回分余っていて明日が最終日!
明日は何処へ?豊橋から飯田線で塩尻経由中央線で帰って来れるのは確認済み!
起きれたら行くぞ〜〜

乞う次回!

2023.09.09 Atami & Izu, Shizuoka Pref, JAPAN

■過去の伊豆記事

↑この記事を読むと今回は4度目の伊豆だった。そんなに来てるのか〜。


# by travelster | 2023-09-12 20:59 |  ├中部 - Chubu | Trackback | Comments(2)
【書評】世界中から人が押し寄せる小さな村 - 新時代の観光の哲学 著:島村菜津




【書評】世界中から人が押し寄せる小さな村 - 新時代の観光の哲学 著:島村菜津_b0108109_10074689.png



内容は本のタイトルの通りなのだけど、ありがちな田舎の素敵な宿泊施設や食事の紹介ではなく
・山村の空き家対策と観光資源化
・これからの観光の落とし所
・環境保全(SDGsという単語は使われていないがまさしくこのビジョンに適った)
にフォーカスが当てられたところにアイディアが詰まっていた。
以下、書評と私感を織り交ぜて。。。


■アルベルゴ・ディフーゾ
帯に書かれている通り、本書では空き家対策としてイタリアの『アルベルゴ・ディフーゾ』という試みが紹介されている。
アルベルゴは宿、ディフーゾは拡散すると言った意味のイタリア語を組み合わせた造語。


ビジョンは、村(特に景観や風土が素晴らしい風光明媚な場所にも関わらず空き家が増えて限界集落化した)に点在する古民家の宿を拠点として、周囲の自然や農村の暮らしそのものを楽しむ。


従来のホテルや一般的に知られるようになったB&B、Sobe(クロアチアの民泊)、オーベルジュ(フランスのレストラン併設宿)と言った宿泊形態と違ってもう少し包括的に古民家の保存と村の存続と活性化という理念が掲げられていて日本にも数箇所ある。




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世界中から注目を集める、イタリア・アブルッツォ州、
サント・ステファノ・ディ・セッサニオ村の
アルベルゴ・ディフーゾ「セクスタンティオ」
Google Map


■『利便性と快適性を追求した宿』ではないこと
面白いと思ったところその1:
「壁の煤を落とすな」という項がある。
決して全てを綺麗にするのではなくそのままにすべきところはできる限り現状保存するという考え。
狭くて窮屈そうな洞穴の客室だったり、歩きにくい階段だったり暗い照明を必要以上にリノベーションしてしまわないこと。
一方でエアコンや寝具などの設備はアップデートされていたり、石鹸やお茶などアメニティは地産地消のモノが提供されている、と言った具合。
これに対して賛否両論アリということについても触れられている。
快適性をどこまで追求するか?に行き着くと書かれている。


自分の場合、宿の快適性 イコール 清潔度だから、
どんなに旧い建物でも安宿でも手入れが行き届いていれば全然問題ないし、宿に求めるのは機能として

(A)単純に疲れを癒すための週末やバケーションを過ごすなら都市型ホテルやリゾートホテル
(B)快適性を犠牲にしても好奇心を満たす旅の時間を過ごすならアルベルゴ・ディフーゾ(のような場所)

なのかな・・・と思う。


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「セクスタンティオ」の部屋「ラ・カンティーナ」。
部屋の造りは極めて多様




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「セクスタンティオ」のレセプション



面白いと思ったところその2:
強気の値段設定。
あらゆる観光地の贅を尽くした宿泊施設を経験した富裕層観光客(など)が一周回って辿り着けるようなニーズを満たそうとしているビジョン。
至れり尽くせりの近代的な都市垂直型のラグジュアリーホテルやリゾートホテルも何度も泊まれば飽きてくるのだろう。
(そんな境地に達してみたいけど半周も回るまでもなく資金が尽きそう・・・)


僕が思うに不便な山奥の限界集落にあるような宿泊施設は、快適性を満たそうとするとニーズから外れてしまうと思う。
バブル期の高級リゾートマンションやペンションなど良い例。
あくまで前述の(B)にフォーカスし、景観を壊さない村づくり、宿づくり、サービスの提供が持続性があると思うし魅力的だ。
(ただし不毛の土地だったラスベガスやドバイは当てはまらない・・・)


過去にイタリアでドライブ旅をしていて通りがかった『マテーラ』の洞窟住居が凄すぎて予定を変更して1泊したことがあった。
後で調べたらここ一帯は暮らしを営むには厳しすぎる気候で一時は廃墟同然だったところ、アーチスト達がぽつりぽつり棲み始めたのが始まりだとか。
洞穴のような寝室で周りは怖すぎる雰囲気だけどライトアップされると独特の雰囲気に変わるのは照明のマジック!夜の雰囲気は格別だった。
このような厳しい気候の怖い場所に最初に棲み出したアーチスト達が凄い。


過去記事から:


■限界集落対策処方箋
まとまった時間があるときは絶景を求めて旧道や酷道の類をドライブしたりツーリングするのが長らくのライフワークになっているのだけど、打ち捨てられたように存在する限界集落を日本中津々浦々に目にする。
インターネットでピンポイントにアクセスして訪日する手段を得た海外旅行者達が居る昨今、
「ここをゲストハウスにしたら絶対流行るだろうな〜」
とか
「このルートをサイクリングコースに(商品化)出来るな〜」
とか
「自分が外国人ならきっとここの農家に泊まって田舎のメシ食いたいと思うな〜」
と思えるくらい素敵な場所や民家が日本の山奥にたくさんある。ただし不便極まりない場所にある。
このまま朽ち果ててしまうのは勿体ない。


イタリアにも日本と同じような事情で限界集落化しているところがいくつもあることを本書で知った。(本当に日本と同じ!)
マテーラの再興は最初にアーティストが目をつけて棲み出したことから偶然の産物かもしれないけど、本書に書かれているような復興事例がもっと日本に戦略的に広めていければ、そんな機運が高まれば、(もう使い古されたパワーワードだけど)『地方創生』も夢ではない。


イタリアの環境省は91年に自然保護法を定めて保護区域を国土の3%から10%以上に拡大したそうだ。(イタリア偉い!)
環境立国を標榜している日本、(EUの圧力に追従して)補助金を助成してソーラーパネルを増やし続け、貴重な自然の景観を破壊してるエネルギー政策が間違っていること早く気づいて欲しい。


日本の『アルベルゴ・ディフーゾ』が広まることを願ってやまない。



# by travelster | 2023-07-08 14:13 | ★Books | Comments(0)
風の感触 - Bali Tree House Pelangi





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人間の気持ちとは可笑しいものですね。どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるのですから。人の心は、深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで、人は生きていけるのでしょう。
『旅をする木』星野道夫



本当に!!
自然の空気に包まれながら気持ちの良い朝を迎えると、些末なことや悩みもさらっとリセットされてしまう自分はなんて単純なんだろう?
と思っていたけど、最後の一文がストンと心の中に落ちていった。




2023.2 Bali Tree House Pelangi, Kabupaten Tabanan, Bali, Indonesia


# by travelster | 2023-04-22 14:22 |  ├Indonesia | Comments(0)
朝霧に包まれたバトゥールカルデラが幻想的だった - Batur Caldera Camping



夜明け前に目が覚めてテントから出た。
ここのキャンプサイトはバトゥールカルデラ外輪山南側の斜面にある。バトゥール山とカルデラが全て見渡せた。





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朝霧に包まれたカルデラ西側




バトゥールカルデラの底は柔らかい絹のような朝霧に覆われてそれは幻想的な眺めだった!
少しずつ夜が明けて東の空から陽が差してくるにつれてゆっくりと朝霧が消えてゆき、溶岩の大地が露わに。






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溶岩流に覆われたカルデラと遠くに二重の外輪山。




ぐるりとバトゥール山を囲む外輪山の縁には車道が通じている。
南側のキンタマーニ高原あたりが最も観光客が多く賑わっていて大きなカフェが立ち並んでいる。
時計回りに西側までいくとグッとローカルな雰囲気に。カフェはなくなり、代わりに畑やキャンプ場が点在している。




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カルデラ東側はバトゥール湖とアバン山。



バトゥール湖(15.9km2)は芦ノ湖(7.1km2)のほぼ倍くらいの大きさ。


湖の西岸は整備された道路が通じていて温泉もありリゾート開発が進んできたようだ。
前回来たときはまだ未舗装路の箇所もあり途中で道が終わっていたと思う。(過去の記事 → Drivin' Mt.Batur Area


一方、東岸は、鳥葬(遺体を鳥類に食べさせる葬儀)で知られるトルニャンという村がある。
今回、時間があれば寄ってみようかと思ったが、村に頭蓋骨が並べられていたりしてバリ人でも近寄らないらしく、さすがに気味が悪いので断念!





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カルデラの中央にバトゥール山。




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赤のバルーンが泊まったキャンプ場



外輪山のどこからもバトゥール山とカルデラを眺めることができるのだけど、南端のキンタマーニ高原からはバトゥール湖も一望!
その眺望を眺めれる唯一のキャンプ場『The Panorama Batur Camp』




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とてもユニークなレイアウト!

とても快適!気に入りました!





キャンプサイトはテントx8、小屋x2、共同シャワー、トイレが備わっていた。朝食の提供も有り。
テントは竹で組まれたシェルターに覆われていてテントの開口部はビニールのシールドを下ろすことができ風雨対策は完璧!


前夜、キンタマーニ高原に着いた時は、キャンプ場の看板も無くクルマの外にも出られないほどの豪雨と濃霧だった。
暗闇の中で濡れながらやっとこさキャンプ場を見つけて荷物をテントサイトに移動したときのシェルターの有り難かったこと・・・
濡れた雨具やシューズ、サンダルをテントの外に置けるのは助かる。さらにテントの中にAC電源のタップが置いてあったのも嬉しい。


さらに、そんな悪天候だった夜の翌朝のこの眺め・・・


バリ島の神様に感謝・・・

バリ島の神様に感謝・・・

バリ島の神様に感謝・・・



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外輪山の稜線に道が通じていてそこからバトゥール山の眺望の変化が楽しめる。

ふもとのカルデラにも溶岩流の裾野を突っ切るように道が通じている。

こちらは時々4WDバギーとすれ違うくらいの荒涼とした道。

キャンプ場でモーニングを済ませてイザ!溶岩大地へ!




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(GoPro動画キャプチャ。以下同様)



溶岩帯に降りていく・・・

ジープツアーのカフェ?オフィス?が見える。




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溶岩帯の端は丈の低い植物が生い茂っている。高い木はあまり生育しておらずとても若い森林。

鬱蒼とした原生林に覆われた青木ヶ原樹海も1,200年前はこんな感じだったのだろう・・・





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溶岩流がそこまで迫っている。

バリの道は陥没した穴があるから水溜りも気が抜けない。





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溶岩帯の終わりに差し掛かる頃にバツール山ジープツアーの拠点。




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MOUNT BATUR JEEP TOUR SUNRISE @Instagram




日の出を拝むのだから暗いうちに出発する。

さすがに真っ暗な夜道をセルフドライブじゃ厳しい。

次回来たときはジープサンライズツアーに参加してみようかな!






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溶岩帯の外れから、少し畑の中を彷徨う・・・





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カルデラの北西部は小規模な集落ができていた。

カルデラに人が住んでるなんて・・・と思うけど、

阿蘇カルデラなんて鉄道も通っていて市街地だし!

そう考えると阿蘇のカルデラは桁外れな規模なのだ。





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バリ様式の建物はなく、バラックの簡素な住宅が並ぶ。

車も停めてあり売店もありでスラムではない。




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本格オフ仕様の4駆ジムニー。

おそらくジープツアー用のクルマ。

燃費はどれくらいだろう?



ちなみにレンタルしたジムニーは?

あまり平坦なところ走っていないせいか

10km/l も走らなかった(泣






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カルデラの北側まで来ると、

外輪山の崖が迫ってきた・・・





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ここから急勾配の坂道を一気に駆け上がれば、

外輪山の淵に出ることができる。





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『Sukawana Sunrise Spot』


外輪山の北西側からバトゥール山を眺めて・・・ここからの眺めもスゴイ!!

ところどころにある展望台がハンドメイド感たっぷり。これがインドネシア流。




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外輪山の北側から、走ってきた溶岩大地と外輪山を望む。

しばらく見惚れていると、2ヶ月前(2022.12)に走った阿蘇の眺めが蘇った。




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"Kenny Road" - My Favorite Scenic Spots on Road Trip Routes in Aso - 2022 九州旅 #8






2023.2 Bangli Regency, Bali, Indonesia




# by travelster | 2023-04-15 21:04 |  ├Indonesia | Comments(0)
バトゥール湖に抜ける道が狭路&急坂&濃霧でジムニーピンチ?!そこに救世主が現れた!








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Savana Tianyar
(C)GoogleMap




■GoogleMapが教えてくれた三つの経路
バリ島東部カランガセム県にあるアフリカの大地のような風景が見れる場所『サバナティアニャール』に行った帰り道のこと。
西の空に広がる雲に隠れていたが日没前で17時を回っていたと思う。
※この日はアグン山が雲に隠れていて見れず写真が残っていなかったためGoogleマップからお借りした。


この日宿泊予定のキャンプ場『The Panorama Batur Camp』までGoogleMapで調べてみる。

第一候補ルートはバトゥール山南回りルート。所要時間を見ると42.2キロ、1時間17分。
これは往きに通ってきた道で、センターラインが引かれている走りやすい2車線の道路。
「往きに通ってきた道を戻るのもなぁ・・・」と少しつまらない気がしたので、




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もう一方の第二候補ルートを見てみる。
51キロ、1時間42分。バトゥール山をぐるっと南回りする道よりも25分遅い。
ナビがあるので経路に不安はないがキャンプ場なのであまり遅くならないように着きたい。






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それにしてもバトゥール湖北東部全域、幹線道路が全くといって良いほど無い。
「もう少しダイレクトに行ける道があるはずだ・・・」
地図を拡大して見ると毛細血管のように細い道が無数に出てきた。




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色々調べてみれば湖に出るショートカットの道もあるようだ。
適当な経由地を指定してしてみると、経路が出た。「あった〜〜〜」





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確かにバトゥール湖まで道が通じているので抜けれそうだ。なぜ最初から経路候補に出ないのかな・・・
29キロで1時間12分。バトゥール湖南回りのルートよりかなり距離が短いのに所要時間が5分しか変わらないのが気になる。


30代の頃、某電器メーカーのカーナビのR&D部署に属していた頃、経路探索のアルゴリズムを研究していたこともありGoogleMapの経路探索の仕様が気になる。
道幅(の狭さ)や道路種別(一般道/高速/農道/等々、制限速度、舗装有無、車線数)といった様々な道路属性が経路候補から外れているんだろうと推測する。
考えても仕方がないのでこのルートでこの日のキャンプ地に目指すことにした。


結果、その通りというかハードな道だった・・・



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■最短経路の道は酷道だった
バトゥール湖に向かっているルートは、ところどころ農作業用のスクーターが通れる程度の道幅になっていたり大きくガレていたり未舗装の箇所があるような道だった。
奈良にある急坂ヘアピンで有名な『暗峠』をさらに狭くしたような狭路が延々と続いている。
尾根に近づくに従って勾配も急になり緩やかな場所がなくなってきた。


マニュアルシフトのトルクのない非力なジムニーでは3,000回転以上保っていないと登らず止まってしまう。
止めてしまうとそこから坂道発進はさらに厳しく、一旦傾斜の緩やかな場所までバックで戻り勢いをつけて走り抜けないと進まない。


夕暮れの時間、見通しが悪く軽自動車1台がやっとの道幅で上から農作業を終えたスクーターがどんどん降りてくるから勢いつけて走れない。
ローギアでも辛い。この時ばかりはスーパーローギアがあればと思った。


この道だと、GoogleMapの経路に出ない筈だ。(最初からそんな予感はしていたけど・・・)



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現行ジムニー(JB64)なら楽勝なんだけどな・・・

このジムニーには酷な勾配。油温がどんどん上がる。

ここはまだまだ裾野で高度とともに勾配がきつくなる。



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続々と農作業を終えた人たちが山を下っていく。





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日本の山道のようにカーブミラーは一切なく・・・

ほとんど生活路兼農道のようなものだからガードレールもなく・・・




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ママさん、ノーヘル四人乗り。

減速することなくすり抜けていく〜〜





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こっちが冷や汗でそう・・・





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でも皆、キープレフトを守っていてマナーがいい。

これがバリの山道のスタンダード。




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2WDだしスーパーローギアが無いのが辛い・・・

急坂つづきでマニュアルシフトが地味に疲れる。



尾根まで数キロのところの急坂でエンジンの油温も上がり、登りきれずまたまたストップ!これで坂道発進何度目??初心者ですか・・?
傾斜の緩やかなところまでバックするにもかなり戻らないといけない。嗚呼!


「さて、どうしたものか・・・」



■救いの神現れる
「とりあえずエンジンを休めよう・・・」
尾根までもう数キロまで来ている筈なのでここまで来て引き返すことは頭になく、
農作業帰りのスクーターが居なくなるのを待って猛進モードで尾根まで一気に突っ切ろうか・・・
としばらく思案していたら、通りすがりの方が声をかけてくれた。


状況と走って来た道を伝えたらあそこからきたの?!と驚いていた様子。
あともう少しで尾根に出るところまで来ているとのこと。


そして、去ることなくずっと横に居ててくれている。
「親切だなぁ・・・」
それどころか、
「代わりに(勾配が緩くなるところまで)運転しましょか?」
と言ってる・・・


このジムニー、パワー無いし全然ブレーキ効かないけど大丈夫かな・・・と、
一抹の不安があったけど道を熟知しているようだったのでお願いしたのだった。


張り詰めていた緊張と気合がみるみる溶けていった気がした。
ダメ元でもいいや・・・また気合い入れるで!って気持ちだった。けど、


対向するスクーターを躊躇して僕が越せなかった見通しの悪い急勾配のカーブを彼はレッドゾーンに届くくらいのアクセルとシフトワークでクリアして、
そのままエンジンをギャンギャン唸らせながらカーブをはみ出しそうになりながらあっという間に尾根近くの空きスペースまでジムニーを運んでくれた。
「マジで谷に落ちると思った・・・スクーターとぶつかると思った・・・」


ただ無謀な人なのか、凄く慣れているのか数分のことでよく分からなかったけど、
車をクールダウンさせながら話を聞いたら、普段は観光客をJeepに乗せてアグン山のツアーガイドしてるんだとか!マジか?
それ先に言って欲しかった〜〜〜!ドキドキした〜〜!


それにしても、


こんな山奥の辺鄙な場所で4WDのプロに出逢いますか???

こんな山奥の辺鄙な場所で4WDのプロに出逢いますか???

こんな山奥の辺鄙な場所で4WDのプロに出逢いますか???









Google Earth で辿ってみた。

ルートも出したかったけど難易度高そうで断念!修得しよう!




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左のオレンジシャツのお兄さんがJeepツアーガイドさん。

彼が山の神に思えた・・・




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尾根を下れば平和な風景。




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キャンプ場のあるキンタマーニに近づくと濃霧と豪雨!!

最後まで気が抜けない一日だった。



2023.2 Karangasem, Bali, Indonesia


過去のハプニングをピックアップ。

■インド
残雪残る難所のカルドゥンラを越えてヌブラ峡谷へ・・・1泊2日ツーリング

■タイ
万事休す
やってきた男たち





# by travelster | 2023-04-02 17:38 |  ├Indonesia | Comments(0)