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t r a v e l   p h o t o g r a p h y
夏キマリ #2
9月末のバルカン半島行きの計画のその後です。あと3週間。
7月末に夏キマリチケットが取れてからこの一ヶ月は、

1.セルビアの知人と何度かメールをやりとりしスケジュールを調整
2.旅先の本を読みあさり
3.H.I.S.からEチケット受け取り&保険加入
4.電子辞書を買った♪
5.レンタカーの手配 → 
adriatica.net

に終始。当初は、全てレンタカーで

ベオグラード(セルビア)⇒サラエボ(ボスニア-ヘルツェゴビナ)⇒ドブロヴニク&スプリット(クロアチア南部)⇒ベオグラード(セルビア)

とバルカン半島3カ国めぐり旅の予定だったのだけどこれらの国々、

- EU未加盟もあって全く自由に行き来と言う訳には行かないところがある
- 依然、民族間対立がありクロアチアでさえもセルビアナンバーで回るのは若干のリスクを伴うとのこと


というのも、セルビアの彼(以下丸子)とやりとりしたメールにこう書かれていた、、、

You have to be careful not to go to Split and along the Croatian cost with Serbian car!!!!
They can destroy the car on purpose if they think you are from Serbia.


だそうだ。やっぱり。。。(++)
また、Hertzの大阪オフィスに問い合わせたときは「コソボには行きませんか?」とも訊かれた。
なのでセルビアからクルマを借りるのは見送ることにした。
b0108109_16512958.jpg
(画像クリックするとGoogleMapに飛びます)

凡例:
青線   クルマ
紫線   鉄道
黄エリア ボスニア&ヘルツェゴビナ
桃エリア コソボ
バルーン 主要ポイント

結局、丸子のクルマでベオグラードから(Mapの青ルート時計回りで)アドリア海まで一緒に行くことに決定♪
アドリア海へはサラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を経由する(Map中央赤ルート)のが近いのだけど丸子はこのエリアも避けたかったみたい。。。
(サラエボ市内も厳密には民族間の棲み分けが存在している)
なので、今回はこんな感じに落ち着いた。

1.丸子号でベオグラード      ====         山岳路ドライブ        ====> アドリア海(約550Km)
2.レンタカーでドブロブニク    ==== 海岸線ドライブ&トレッキング ====> ザグレブ(約700Km)
3.夜行列車に乗ってザグレブ ====         スヤスヤ・・・          ====> ベオグラード(約400Km)


2.のドライブは2〜3週間くらいのんびりゆっくりまったり移動したいような海岸なのだけど5日間で走る!(;;)
ザグレブからはちょうどベオグラード行きの夜行が1便/毎日出ているのでこれをチョイス。ちょっと列車の旅も出来そうだ!

予定をいろいろ考えながら、丸子のメールが気になっていた。
今回の旅も1週間ソコソコの旅だけど、観光情報だけだと心許ない。
せっかく行くのだから彼らの国の事をもう少し深く知っておこうと思いガイド本、文庫本を4冊ほど読了した。

そのうちの一冊「終わらぬ民族浄化『セルビア・モンテネグロ』」は読みごたえがあった。
政治情勢、民俗学、近代史の解説本って高所から捉えた論考でどこか説明的でもあり読後はなんとなく解った気がしてもどこかピンとこないところがあるのだけど、フリージャーナリストの著者の体験談はとてもショックな内容。
b0108109_924336.jpg
内容&感想はとても全て書ききれないけど、

●近所の腕のいい地域に尽くしたお医者さんが(民族が違うだけで)こつ然と居なくなった・・・とか
●仲の良い(民族の違う)友人に仕事があるよと連れられたきり行方不明(軍に引き渡されてしまった)・・・とか
●出稼ぎで家を空けるので知人に鍵を預けて、帰って来たら(民族の違う)知らない人が住んでいたとか・・・


軍隊⇔市民の対立じゃなく、紛争を境にご近所さんレベルで敵対関係になってしまった怖さ。
NATO撤退後3,000人規模のセルビア人行方不明者が出ているにも関わらず一切マスコミに見向きもされていない、誰も知らない怖さ。
国際社会からも本国からも切り離された行き場の無い人々。
国連監視下の自治区といえば当たり障りがなさそうだが実際は平穏とは程遠い。
『棄民』『マスメディア』『民族』について考えさせられた本だった。

きさくでナイスガイな丸子の生い立ちもイデオロギーも知らないけど、「そのへんのところどうなん?」となんとなく聞いてみたいと思ってる。
彼らにはデリケートな部分だろうから差し障りのないところから。。。
by travelster | 2007-09-01 18:05 |  ├Serbia | Comments(6)
Commented by ra-men-otoko at 2007-09-01 20:19
こんばんは。
...うぅむ。バルカン半島。すげー。
先日、NHKでクロアチアとかやっててきれいなところ(世界遺産)が映し出されていました。
紛争が終わった(?)後でもまだいろいろあるのですね。
お気をつけて。またUPされるのを楽しみにしています。
Commented by top-to-toe at 2007-09-02 18:29
メールの内容に「ひ~っ!」

でもそういう世界を垣間見る旅が出来る事が羨ましい!
やっぱり体験は全ての人知の母であります!
(私が勝手に作った格言。)

この本、頼んじゃった。
最近本の虫だから、一気に読んじゃいそうだなぁ。
Commented by travelster at 2007-09-02 22:54
★ra-men-otokoさんへ
へぇ〜NHKでやってたんですか〜。

>紛争が終わった(?)後でもまだいろいろあるのですね。

ですねぇ・・・
体制が変わっても人の感情(特に肉親殺されたりしたら)ってなかなか変えれないものなんだと思います・・・
ボクらみたいな旅行者は、特に配慮せんとアカンなぁとも思います。

>お気をつけて。またUPされるのを楽しみにしています。

ありがとうございます。また遊びに来て下さい♪
Commented by travelster at 2007-09-02 23:04
★top-to-toeさんへ
でしょぉ〜〜?!このメール。
何かあっても多分警察は取り合ってくれないだろうし・・・
(そんなオマエが悪い!みたいな思われるのがオチ・・・)

>やっぱり体験は全ての人知の母であります!

ホント同感!体験に勝るものはないと思う。

>最近本の虫だから、一気に読んじゃいそうだなぁ。

お互い季節先取りしてるなぁ♪
今年は「読書の夏!」だった気がする(笑)
Commented by transitroom at 2007-09-08 12:14
あの紛争は世界最悪の”御近所戦争”だったんですよねぇ(@_@;

そもそも御近所同士で戦争が出来るのかと、
本を読むまでは半信半疑でしたよ(@_@;

「浄化」って言葉に踊らされた感がありますねぇ(ーー;
Commented by travelster at 2007-09-08 23:40
★transitさん
本、読まれたんですね。ちょっと考えてしまいますよねぇ〜。
バルカン半島って知れば知るほど不思議なところです。
地図広げてもあんなに狭いところでやってるんですから。。。

今度の旅も「なんでまたそんなアブナいとこいくのん?」とまわりに言われてます。
ドバイですら(中東ってだけで)言われましたからね〜(笑)
きょうび中国の方が気になる事多い気がするんだけどなぁ〜
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