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バトゥール湖に抜ける道が狭路&急坂&濃霧でジムニーピンチ?!そこに救世主が現れた!








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Savana Tianyar
(C)GoogleMap




■GoogleMapが教えてくれた三つの経路
バリ島東部カランガセム県にあるアフリカの大地のような風景が見れる場所『サバナティアニャール』に行った帰り道のこと。
西の空に広がる雲に隠れていたが日没前で17時を回っていたと思う。
※この日はアグン山が雲に隠れていて見れず写真が残っていなかったためGoogleマップからお借りした。


この日宿泊予定のキャンプ場『The Panorama Batur Camp』までGoogleMapで調べてみる。

第一候補ルートはバトゥール山南回りルート。所要時間を見ると42.2キロ、1時間17分。
これは往きに通ってきた道で、センターラインが引かれている走りやすい2車線の道路。
「往きに通ってきた道を戻るのもなぁ・・・」と少しつまらない気がしたので、




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もう一方の第二候補ルートを見てみる。
51キロ、1時間42分。バトゥール山をぐるっと南回りする道よりも25分遅い。
ナビがあるので経路に不安はないがキャンプ場なのであまり遅くならないように着きたい。






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それにしてもバトゥール湖北東部全域、幹線道路が全くといって良いほど無い。
「もう少しダイレクトに行ける道があるはずだ・・・」
地図を拡大して見ると毛細血管のように細い道が無数に出てきた。




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色々調べてみれば湖に出るショートカットの道もあるようだ。
適当な経由地を指定してしてみると、経路が出た。「あった〜〜〜」





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確かにバトゥール湖まで道が通じているので抜けれそうだ。なぜ最初から経路候補に出ないのかな・・・
29キロで1時間12分。バトゥール湖南回りのルートよりかなり距離が短いのに所要時間が5分しか変わらないのが気になる。


30代の頃、某電器メーカーのカーナビのR&D部署に属していた頃、経路探索のアルゴリズムを研究していたこともありGoogleMapの経路探索の仕様が気になる。
道幅(の狭さ)や道路種別(一般道/高速/農道/等々、制限速度、舗装有無、車線数)といった様々な道路属性が経路候補から外れているんだろうと推測する。
考えても仕方がないのでこのルートでこの日のキャンプ地に目指すことにした。


結果、その通りというかハードな道だった・・・



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■最短経路の道は酷道だった
バトゥール湖に向かっているルートは、ところどころ農作業用のスクーターが通れる程度の道幅になっていたり大きくガレていたり未舗装の箇所があるような道だった。
奈良にある急坂ヘアピンで有名な『暗峠』をさらに狭くしたような狭路が延々と続いている。
尾根に近づくに従って勾配も急になり緩やかな場所がなくなってきた。


マニュアルシフトのトルクのない非力なジムニーでは3,000回転以上保っていないと登らず止まってしまう。
止めてしまうとそこから坂道発進はさらに厳しく、一旦傾斜の緩やかな場所までバックで戻り勢いをつけて走り抜けないと進まない。


夕暮れの時間、見通しが悪く軽自動車1台がやっとの道幅で上から農作業を終えたスクーターがどんどん降りてくるから勢いつけて走れない。
ローギアでも辛い。この時ばかりはスーパーローギアがあればと思った。


この道だと、GoogleMapの経路に出ない筈だ。(最初からそんな予感はしていたけど・・・)



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現行ジムニー(JB64)なら楽勝なんだけどな・・・

このジムニーには酷な勾配。油温がどんどん上がる。

ここはまだまだ裾野で高度とともに勾配がきつくなる。



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続々と農作業を終えた人たちが山を下っていく。





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日本の山道のようにカーブミラーは一切なく・・・

ほとんど生活路兼農道のようなものだからガードレールもなく・・・




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ママさん、ノーヘル四人乗り。

減速することなくすり抜けていく〜〜





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こっちが冷や汗でそう・・・





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でも皆、キープレフトを守っていてマナーがいい。

これがバリの山道のスタンダード。




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2WDだしスーパーローギアが無いのが辛い・・・

急坂つづきでマニュアルシフトが地味に疲れる。



尾根まで数キロのところの急坂でエンジンの油温も上がり、登りきれずまたまたストップ!これで坂道発進何度目??初心者ですか・・?
傾斜の緩やかなところまでバックするにもかなり戻らないといけない。嗚呼!


「さて、どうしたものか・・・」



■救いの神現れる
「とりあえずエンジンを休めよう・・・」
尾根までもう数キロまで来ている筈なのでここまで来て引き返すことは頭になく、
農作業帰りのスクーターが居なくなるのを待って猛進モードで尾根まで一気に突っ切ろうか・・・
としばらく思案していたら、通りすがりの方が声をかけてくれた。


状況と走って来た道を伝えたらあそこからきたの?!と驚いていた様子。
あともう少しで尾根に出るところまで来ているとのこと。


そして、去ることなくずっと横に居ててくれている。
「親切だなぁ・・・」
それどころか、
「代わりに(勾配が緩くなるところまで)運転しましょか?」
と言ってる・・・


このジムニー、パワー無いし全然ブレーキ効かないけど大丈夫かな・・・と、
一抹の不安があったけど道を熟知しているようだったのでお願いしたのだった。


張り詰めていた緊張と気合がみるみる溶けていった気がした。
ダメ元でもいいや・・・また気合い入れるで!って気持ちだった。けど、


対向するスクーターを躊躇して僕が越せなかった見通しの悪い急勾配のカーブを彼はレッドゾーンに届くくらいのアクセルとシフトワークでクリアして、
そのままエンジンをギャンギャン唸らせながらカーブをはみ出しそうになりながらあっという間に尾根近くの空きスペースまでジムニーを運んでくれた。
「マジで谷に落ちると思った・・・スクーターとぶつかると思った・・・」


ただ無謀な人なのか、凄く慣れているのか数分のことでよく分からなかったけど、
車をクールダウンさせながら話を聞いたら、普段は観光客をJeepに乗せてアグン山のツアーガイドしてるんだとか!マジか?
それ先に言って欲しかった〜〜〜!ドキドキした〜〜!


それにしても、


こんな山奥の辺鄙な場所で4WDのプロに出逢いますか???

こんな山奥の辺鄙な場所で4WDのプロに出逢いますか???

こんな山奥の辺鄙な場所で4WDのプロに出逢いますか???









Google Earth で辿ってみた。

ルートも出したかったけど難易度高そうで断念!修得しよう!




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左のオレンジシャツのお兄さんがJeepツアーガイドさん。

彼が山の神に思えた・・・




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尾根を下れば平和な風景。




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キャンプ場のあるキンタマーニに近づくと濃霧と豪雨!!

最後まで気が抜けない一日だった。



2023.2 Karangasem, Bali, Indonesia


過去のハプニングをピックアップ。

■インド
残雪残る難所のカルドゥンラを越えてヌブラ峡谷へ・・・1泊2日ツーリング

■タイ
万事休す
やってきた男たち





by travelster | 2023-04-02 17:38 |  ├Indonesia | Comments(0)
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