人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Copyright © 2006-2012 travelster All Rights Reserved
t r a v e l   p h o t o g r a p h y
海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7





島鉄フェリーで天草下島鬼池港から島原口之津港まで半時間。

島原半島に上陸しても肌寒く、どんよりと雪催いの冬の空。

半島南西部に広がる棚畑をめざし島原半島の海沿いをゆく。





海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_21210800.jpeg


海岸からは全く見えないのだけれど・・・

『南串山棚畑展望台』の看板が出ているのでそこを折れて、

2kmほど走った高台の方に進めば広大な棚畑の絶景が広がっていた♪♪




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_10132525.jpeg


迷路のような細道に迷いに行ってみたり・・・

南串山棚畑展望台からは全景を見渡せる。




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_21231473.jpeg


ここから見れる棚畑、およそ800枚!

自然の造形美とそこの暮らしの営みは

とてもユニークで見飽きることがない。




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_21240570.jpeg



南串山棚畑展望台から眺める段々畑は先に橘湾も見える!

衛星写真からみると棚畑の地形と道路の複雑さを再認識!





海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_18572643.jpg






海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_10315326.jpeg



海岸を少し北に向かう。

雲仙温泉への分岐路に『小浜温泉』の街



海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_08034382.jpg


熱海をグッとコンパクトにしたような鄙びた雰囲気。

前回、バイクで来た時は通り過ぎただけだったけど、

今回は陽も暮れそうなのでここで車中泊することにした。




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_08094010.jpeg







海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_13101545.jpeg


街のあちこちで湯けむり。

『湧出量×湯温』→放熱量が日本一なんだとか。



海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_12521434.jpg


メインの通りを走ると、異彩を放つ一軒の重厚な温泉旅館が・・・

昭和の古き佳き時代の風情漂う道後温泉のような趣のある温泉『春陽館』





海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_12501288.jpg


日本人じゃなかったらきっとアメイジング!!

もう少し歳を取ったらこんな旅館に泊まってみたい・・・

現在の建築基準法では建てることができないので文化遺産にして欲しい。




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_10073879.jpg


夕食は『よしちょう』で小浜ちゃんぽんを。

食事をすれば階下にある温泉で入浴も付いてきておトク♪




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_10074271.jpg



香ばしい香りとボリュームあるホタテとエビが堪ら〜〜ん!





海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_12010509.jpg




シュラフにダブルの毛布にエアーマットで万全の車中でぬくぬくと一夜を明かす。

夜半に雪が降ったようで目覚めるとうっすらと雪景色。外はキンキンに寒い。

標高の高い雲仙温泉は積雪あるかも・・・と思っていたら、案の定。




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_21291275.jpeg



時々晴れ間も出て、気温も上がってきたけど、

標高のある雲仙温泉のあたりは除雪されている国道57号から逸れると、

10センチ程度雪が残っていた。




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_21292516.jpeg


温泉の湯煙が立ち込める国道から外れて、

日帰り入浴できる『小地獄温泉』でひとっぷろ!

吉田松陰も入浴したことがあるらしい由緒ある温泉。

建物の裏側に自家所有の自噴源泉があるのが凄い!源泉独り占め。




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_21424736.jpeg



正真正銘『源泉掛け流し』温泉。

広々とした温泉でいい湯だった〜〜〜

わざわざフェリーに乗って島原まで渡って〜

雪道を走ってここまで登ってきた甲斐があった!




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_21430175.jpg



『海に浮かぶ火の山の大地』

ここに来れば実感!

言い得て妙!




海に浮かぶ火の山の大地。雲仙をゆく - 2022 九州旅 #7_b0108109_21453496.jpg


野趣あふれる温泉と素朴な雰囲気に癒された!!






■雲仙温泉近くの山道でクルマがスタックしてた
国道57号から脇道を少し下ったところにある小地獄温泉に向かう途中、国産高級セダンが日陰の少し雪の残った対向車線の緩いカーブでスタックしていた。
長崎ナンバー熟年ご夫婦。勾配8%の上りだったけどノーマルタイヤが空転してどうにも登らずとても困っておられる様子。
そこはバス通りにもなっていて渋滞&事故を誘発しそうだったのでとりあえず広いスペースにバックしてもらうよう誘導。

・まだ午前中の時間帯だったので、路面に陽が差し雪が緩むのを待ってみては
・急いでおられるなら加入している保険会社などに状況を説明して牽引を依頼してみては

奥様が悠然と助手席に座っておられて旦那さんがひとりあたふたされていてお気の毒だったので、
そのようにお声がけしてその場を後にした。

ほんの100mほど先の小地獄温泉に浸って出てきたのが1時間後。同じカーブでご主人運転でまだ悪戦苦闘中。道路の真ん中で危ない危ない・・
運転を代わってラインを変えて試してみたが車重が重くタイヤが空転してやっぱり登らない。

・100mほど先のバス駐車場にバスが一台停まっていたので運転手に(一台スタックしたクルマがいること)伝えて
・200mほど先の国道沿いに交番(留守)があったので電話で事情を説明→余計なお世話かもだけど、事故になったら遅いしね

して差し上げた・・・
4WDだったら牽引できたかもしれないけどこれ以上なにもできず。
でも何度も頭下げられてお礼を言われて、後ろ髪を惹かれる思いで後にした。


大した積雪でもなかったのでスコップ1つあればやり過ごせたかもしれない。
その日は、その長崎ナンバーご夫婦のことが気になって頭から離れなかった・・・



2022.12 Unzen City, Nagasaki Pref, JAPAN


■外部リンク




by travelster | 2023-01-25 21:06 |  ├九州 - Kyushu | Comments(0)
<< "Kenny Roa... 潜伏キリシタンの里『天草の﨑津... >>