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潜伏キリシタンの里『天草の﨑津集落』そぞろ歩き - 2022 九州旅 #6


熊本県南西部の天草諸島下島のさらに南西の端に﨑津という潜伏キリシタンが身を寄せて暮らした小さな集落がある。
2018年夏に『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の構成資産に登録された。
集落の中心にある教会以外は、日本各地にある小さな漁港と大きく違いはなさそうに見えた。
今は国道389(﨑津バイパス)が通じているがかつては海路しか交通手段がなく陸の孤島だったた。


集落に行く前に国道389の交差点近くにある﨑津集落ガイダンスセンターで10分あまりほどの動画を視聴した。
短い上映時間だけどとてもまとまっていて聞き入ってしまった。(もう一度反復して聴こうかと思ったほど)



ガイダンスセンター横の教会公園からは教会が。

建物が集落のランドマークになっている。



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メインストリートの端はすぐ海。




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山側のつきあたりには﨑津諏訪神社。

潜伏キリシタンが多数摘発された『天草崩れ』の場所。




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左側に﨑津資料館『みなと屋』


他に誰もおらず空いていたので係員のおじさんからつきっきりで説明を頂いた。

潜伏キリシタンと隠れキリシタンを区別して重点的に説明されていた。

明治に入り、解禁状態になる前と後で使い分けてるよう。

2通りの呼び方があること自体初めて知った。





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潜伏キリシタンの話もそうだけど、

宣教師(ザビエル)が室町の時代に、

はるばるユーラシア大陸の西の端から、

喜望峰を超えてインドのゴアを経由して、

マラッカ海峡を超えて東洋の端の日本にまで、

危険を顧みず布教に来たことに改めて驚いてしまう。





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全くと言って信仰心のない僕には、

室町の時代から明治までの長い長い年月の間、

潜伏キリシタンとして信仰を受け継ぎ、守ってきたことが凄いし、

身の危険を引き換えにしても自分の心を掴んで離さない宗教(=信仰心)ってなんなんだろう・・・

と、

教会の中で畳の上に座りステンドグラスを眺めながらそう思いふけっていた。









【4Kドローン空撮】天草の﨑津集落(DJI Mavic Pro)







2022.12 Amakusa City, Kumamoto Prefecture, JAPAN


by travelster | 2023-01-23 21:16 |  ├九州 - Kyushu | Comments(0)
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