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2022 北海道 #1 - 陸路はるばる 1,000km 自走で行ってみた


上富良野に居る友人に招かれ、秋の気配が漂う北海道へ行ってきました。
しばらく、北海道の風景を載せていきたいと思います。

今回は、北海道への移動手段と道のりについて。
(やや長文です。ご容赦を)

さてどうやって行こう?

■交通手段は3通り
(手段A)
 長距離フェリー利用
 ・舞鶴  ←→ 小樽
 ・名古屋 ←→ 苫小牧西
 ・敦賀  ←→ 苫小牧東
(手段B)
 飛行機(+現地レンタカー)利用
(手段C)
 自走

手段B の飛行機は1万〜で最安。だけど、滞在日数が長いとレンタカー代がかさんでしまうので却下。
手段A の長距離フェリーはいずれの路線も過去に利用歴あり新鮮味に欠けるので保留。
手段C は未経験。トータルで一番低コスト?

手段AとCどちらで行こうか迷った挙句、
・マイカーでどこまで車中泊の旅が出来るのか実証してみたかった。(テント泊と比較した睡眠の快適度チェック)
・1日でどの程度はしれるか試してみたかった。(過去の1日最長はオートバイで仙台から大阪への850km)
・レンタカーと比較したマイカーの利便性とコストパフォーマンスの高さ。
上記の理由で、手段C で行くことに決定!


■持ち物は?
昨年の大雪山黒岳のトレッキングが印象に残ったので(テント持ちでハードだったけど!)、
今回も大雪山系でトレッキングメインに。
マイカーは全く車中泊仕様に改造はしていないけど、エアマットを敷くと快眠できることは確認済み♪
クルマには必要最小限に、

・登山用キャンプ一式(テント、シュラフ、クッカー、ストーブ&ガス、LEDランタン)
・トレッキングシューズ、ウェア、着替え。
・エアマット
・カメラ
・数冊の文庫本

を積んでいくことにする。


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北海道までの経路

往路:日本海沿岸北上(名神、東海北陸自動車道、北陸道経由)→津軽海峡フェリー→函館              
復路:函館→津軽海峡フェリー→日本列島縦断(東北道、北関東自動車道、関越道、上信越自動車道、中央道、名神経由)


■移動(往路)
往きは素直に、GoogleMapのナビ通りに最短距離の日本海沿岸コースで行く。
時間的制約はないので、エコ走行&眠くなったら仮眠!のペースで行けるところまで行き、
そこで夜を明かして青森を目指すことにする。


東海北陸自動車道は岐阜県北部のひるがの高原下りPAで車中泊し、朝5時半頃スタート。
80〜90km/h ののんびりペースでトリップを重ねる。新潟、山形県下は風景も変化がなく単調な昼下がりのドライブだった。
途中、二度ほど仮眠をはさんで青森に差し掛かる頃には陽も傾き、変化に富んだ岩木山や十和田八幡平の山々の稜線に見とれてしまう。
ここまで来てようやく遠くに来た実感が湧いてきた。


そして、日暮れ前に青森港まで到達!
単調だった新潟県、秋田県と比べると青森県は早かった〜〜


函館行きフェリーの時刻表を見ると 「19時10分青森発、22時50分函館着がある!」
迷うことなくチケット購入。
「日を跨がず、なんなく北海道上陸できそうだ〜〜」
深夜に函館港に放り出されても車中泊なら何も問題もない。車中泊のアドバンテージ発揮!
キャンプ場&テント泊ならきっと事前に青森のキャンプ場を予約していたことだろう。


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繁忙期を過ぎた平日だから客室はどこもガラガラ。
この航路のフェリーは大浴場はなくシャワーだった。温かいシャワーでサッパリと汗を流して貸し切り状態の二等客室で3時間ほどゴロリ・・・
函館港に着いて最初に目にした看板には『札幌 250km』と・・・
その距離に、北海道に来たことを実感。


30kmほど走って、東大沼キャンプ場へ。
真夜中だったのでチェックインせずにパーキングで車中泊。
窓に目隠しを貼り付けて、助手席側を倒してエアマットを敷きシュラフ、頭上にLEDランタンをぶら下げ、10分で準備完了。
シュラフにくるまり、少し読書をしているうちに眠りについた。


■移動(復路)

そして、帰路は、
・日本海沿いルート
 →いちばん短距離だけど、往きと同じなので却下。
・太平洋側ルート(三陸海岸や東海道)
 →過去に走ったことがあるので却下。
・真ん中ルート(東北道や北関東エリア、中央道)
 →北関東エリアは走ったことがない。

ので、最後の真ん中ルートをセレクト。

夜明け前に青森を出発。
青森県、岩手県は時おり北海道ナンバーの長距離トラックが通る程度でガラガラ。
岩手県下の東北道は安比高原や岩手山などの山の眺望が変化に富んでいて素晴らしかった。
安比高原も岩手山も訪れたことがない場所なので、改めてゆっくり来てみたいと思っている場所だ。


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東名や名神ほどではないにせよ宮城県下は仙台近郊が東北道で唯一、交通量の多かった区間。
福島県下も安達太良山や那須高原の山々の稜線に見とれながらあっという間だった。


「東名(富士山を除く)、名神、中国道、北陸道に比べて東北道は本当に山の景観がダイナミックで飽きない〜〜!」


上信越自動車道の下り線に入ると正面にどどーん!!と、鋭い山の稜線が!
調べたら日本三大奇景の一つとされる山、妙義山だって・・・知らなかったな〜〜


群馬県北部は日光、草津白根、尾瀬と訪れたこともあり有名だけど群馬県南部にこんな変わった場所があるとはね!
まだまだ知らない場所があるな〜〜と走りながら思い耽っていた。


県境の長いトンネルを越えて長野県に入るとお馴染みの地名が・・・
もう帰ってきた感すらある。


日没後、長野、岐阜県境の恵那山トンネルのリニューアル工事の車線規制を起点に大渋滞で2時間半のロスタイム。
唯一ハマったのがこの渋滞のみ。三連休の最終日だったが、それ以外は青森からずっと順調な移動だった。


往路同様、ゴールの岐阜市まで距離にして1,020kmほどかかったが2回の仮眠を挟んで1日で自走で完走。
まだこれから九州まで走って行きたいくらいに疲れもないので次回、北海道へ行く時はまた自走で行きたい。


長距離でいつも気をつけていること・・・
・日中は必ずサングラスや偏光メガネをかける。
 →目がしょぼしょぼしたり、目の疲れからくる首、肩の疲れが出ない。
・座席はやや前にして背もたれを起こし気味に。シートに姿勢良く座る。
 →腰がずれず、腰に負担をかけない。(軽自動車のノーマルのシートだけどちゃんと座れば疲れ知らず)
・両肘は浮かさず必ず肘掛けに置く。(右左折以外は)腕全体でハンドル操作せず手首・指を使う。
 →肩への負担がなくなり、肩こり首こり知らず。
・眠気を感じたらさっさと仮眠する。
 →シートを倒して目を閉じたら1分で入眠する(笑)。目が覚めるのは大抵15分後くらい。
  長い目で見れば数回の15分程度の仮眠はロスにならない。
上記を守っていれば、高速道路なら500kmも1,000kmも休憩の回数が増えるだけで体調の違いはない気がした。



■北海道にて

北海道は函館港イン/アウトで数日間、大雪山系をトレッキングしよう。と思っていたのだけど、
台風14号の影響で北海道中心部は天候がよくなく雨雲レーダーとにらめっこ。



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大雪山エリア(旭岳・東川町・富良野・美瑛)
礼文島、利尻島              



大雪山エリアでは天気の良かった1日だけ、旭岳裾野をトレッキング。裾野は紅葉がはじまっていた。
東川町・富良野・美瑛へは車で1時間圏内なので、天気が下り坂になればクルマでぶらり近郊ドライブ三昧。
バイクなら辛いところだけど、クルマは楽チンだわ〜!


雨雲がないのは北海道北部。ならば!と、未訪問の礼文島、そして利尻島へも足を伸ばした。


次回から初秋の北海道の風景を載せていきます。


2022.9



by travelster | 2022-10-01 19:12 |  ├北海道 - Hokkaido | Comments(0)
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