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雨中のインレー湖ボートトリップ♪ - Exploring Inle Lake in a Rainy Day




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Khit Sunn Yin Lotus, Silk and Cotton Hand Weaving Centre


インレー湖へのボートツアーはゲストハウスの前の支流からいざ、スタート!

この時はまだボートに傘があるのを知らず持ってきたポンチョ被って

カメラもあるしこの後、大雨に降られないか戦々恐々。。。






「あ!ぶつかる〜〜」





「す、すごい!」湖上に町が!

想像していたよりずっと立派な家!!

整然と湖の上に建てられていてびっくりだ。

高床式になってるから交差点の見通しも良さそう♪





総面積116.3 km²あるインレー湖に15万の人々が暮らしている。

こんなに広大なのに平均水深がわずか1.5mほど。だから家が建つわけだ。


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少し小降りになり、趣を凝らした家を眺めていると少し気分が軽くなってきた。

ブルブルブルー!とエンジンを唸らせながらズンズンと湖岸を進む。


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インレー湖の南西岸あたりは外資のリゾートコテージが立ち並ぶ。

ここは中の中クラス。一泊ツインで¥8,000〜と言ったところ。



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レセプションやレストラン、屋外プールなどは陸地部に、

客室は湖上に建てられていたところが多かった。

天気が悪いからか寒々しい。。。(笑

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- Shwe Inn Tha Floating Resort -
(@booking.com)

夜はこんな感じに。泊まってませんが〜。僕の知ってるインレー湖じゃない(笑

琵琶湖湖岸も欧米人に開発させたらきっとこんな風になるんだろう。


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また本降りになってきた。

ポンチョに雨水が沁んできた。

この調子で1日中雨ざらしはヤバイ。



他のボートの観光客は皆、

(私物じゃなさそうな)傘差してるし、

ちゃんとライフジャケットも着用してるよ?

ダメ元でガイド兼船頭に訊いてみた。

「この舟に傘置いてないのん??」

と訊くと、ゴムシートの中から傘を出してくれた。

「あ、あるのか〜!早く貸してくれよ〜」

僕が訊かなかったらずっと貸してくれなかったんだろうか。。。ガイド君。

傘さすと前は全く見えなくなるけど風よけと雨よけでグッと快適♪♪

支流も水路も複雑にインレー湖に注ぎ込んでいてさらに広大!

ただインレー湖のどのあたりに居るのかさっぱりわからない。


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川幅が狭くなり、徐々にスピードを落としてきた。


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他のツアーのボートも次々と舟を寄せてきた。

ようやく最初の休憩!ふ〜〜〜〜ちょっと疲れた。

ずっと前かがみで同じ体勢だったので体が固まってる。


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船着場に掲げられていた看板。

「こういう場所なんだ。。。」


ミャンマーのシャン州、タイ北部(チェンマイ・メーホンソン・チェンライ)に暮らすカヤン族。
メーホンソンとインレー湖(シャン州)は国をまたいでるとはいえ地図で見ると隣り合わせだ。
バングラディシュからもミャンマーからも迫害されるロヒンギャと違い観光で生活が成り立っている。

でも、あのような装具をつけることで民族の誇りと言うかアイデンティティが保たれているなら、
逆に外したくてもできないわけで、特に若い世代の女の子たちはどう思ってるんだろうと考えてしまう。
だから、好奇心で(=自分から進んで)このような観光地を訪れるのはちょっと躊躇してしまうのだ。




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スタートしたのは湖の北部。

随分南の方まで移動して来てる!



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衛星アンテナもあって、広いお宅。川向かいのパゴダの眺めが良さそう!

タイやカンボジアのフローティングハウスと違ってどこも立派。


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泊まるのにいい感じの雰囲気。

ここは実際来て見ないとわからないな〜

たどり着くまで一苦労だけど(笑


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- Golden Moon Restaulant -

こんな場所でもGoogleMapで検索すれば出てくる!

まだ紙の地図の感覚が抜けず、毎度驚いてしまう。


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Welcomeが剥がれてるよ(笑

インレー湖への河口(?)にはこんな看板が立っていてまさにウォーターワールド!



広大な湖岸にはポツリポツリと織物職人のワークショップがあった。

中でも世界でも稀な蓮と絹と綿の織物の工房 "Khit Sunn Yin Lotus Silk Shop" が思いがけず素晴らしかった。
カフェも併設されていて、もしかしてStarbucksとか?と思ったほど瀟洒な佇まい。
湖上の工房&ショップは想像以上に広かった。

蓮の茎の切断、繊維の引き出し、縒(よ)って糸に、そして染色、柄入れ、機織りまで一連の工程を真横で見学できた。
商品化された多彩な柄とサイズのストールやロンジー、テーブルクロスが隣のショップで売られていた。
柄が洗練されていて生地もざっくりと丈夫で、もしかしたらちょっと高いのかも??
と付いているタグを見たら数万円。。。この手間とクオリティならナットク!

首長族が織るありがちな土産物屋。。。との予想は大きく違ったのだ。





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Silk and lotus fiber products factory



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工房のバルコニーからインレー湖の支流を眺める。。。

ボートに乗って雨に降られるのは辛いけど、

ここからなら、どしゃ降もいい眺め!





川幅は日本の一級河川よりはるかに広い。

大海原に注ぐかのような悠々たる川の姿。

肥沃な大地が周辺の生活を支えている。


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宿のあるニャウンシュェは湖の北部。指差しているのが今いる工房。


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この日のランチ。

油っぽかったら。。。の予想は外れ、美味かった!ナッツ入りの炒め物♪



帰路は雨も止み漁に出ている舟が多く見かけた。

インダー族のユニークな伝統漁法。

ボートはその側を通ってくれた。


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小舟の端に立って、櫓を脇に挟み足を使って漕ぎながら網をたぐり寄せてる。

落っこちないのが不思議!悠々と漁をしているようにすら思えるインレー湖らしい風景!


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水中に堆積した水草のお掃除。のどかな風景に癒される。この当たり前のように見える湖の風景も、

水草を積んで畑に農地化しているため湖の面積が減少しているのが問題になっている。

微妙なバランスで保たれている生態系が崩れては元に戻すことは容易ではない。

それが崩れたら今目にしている生活や風景も一変することは想像できる。



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こちらは籠で水中をかき回してかかった魚を掬い上げるインレー湖の伝統漁法。

実は、本当に漁をしているのではなく獲物は僕みたいな観光客。

ずっと遠くからパフォーマンスしてたよ。この漁夫おじさん。

近づいたら、なんか違う?!と気づいたのだ。

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長い間必死に演技してくれたのでチップを渡したら大きく二、三度頷いていた。

素直にとても喜んでくれたようで。。。まんまと釣られちゃいました。



日がな一日、湖の風景を眺めながら過ごすインレー湖のボートトリップ、
若干ハードになりそうな一日?と不安をよぎったけど、傘1本のおかげで大助かり。
オートバイの雨中ツーリングなら傘すらさせず濡れるがまま。それに比べたら快適と言っても過言じゃない。

インレー湖独特の文化と農産業、生活様式を見ることができたのは貴重な経験になった。



2017.8.16 Inle Lake, Myanmar


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■過去の水辺の暮らし
▶︎カンボジア
- 湖の水かさが10m増減する集落へ行く - Kampong Phluk - (Click!)
▶︎タイ
- Amphawa floating market - late night and early morning (Click!)
by travelster | 2017-12-10 18:54 |  ├Myanmar | Trackback | Comments(6)
Commented by inamoku at 2017-12-18 09:10
こういった生活様式の写真やビデオを見る度に思ってしまうんですが、
やっぱりお手洗いは水に直通?(^_^;)

あと、水の上で生活していると水害なんてのも無いのかな?
Commented by travelster at 2017-12-18 22:40
★いなやんさん
下水道は整備されていないのでダイレクトです!(苦笑
湖面が見えます!
インレー湖も水質汚染や外来種の魚の問題があります。
湖の水を飲料用に頼らざるを得ない人もいて伝染病の元になっているそうです。

>水害なんてのも無いのかな?
東南アジアの川や湖って堤防ないのに氾濫しないんですよね。
日本のように鉄砲水や土石流は発生しないんじゃないかと。
あと、雨季はあるけど日本の台風ようなゲリラ的な天気の変動は無いのかな、とも。

川幅あるのに堤防がないのが、飛行機から眺めていていつも不思議に思います。(日本の川を見慣れているとなおさら)
Commented by 川越 at 2017-12-26 10:09 x
いつものことながらtraさんの旅行先はいい感じですね。こんなところで日がな一日ゆっくりと身を任せて釣りでもしていたいけど、生活していくのは大変なんだろうなぁ。でも案外地元の人はこの生活を楽しんでいるんだろうか?
自分も田舎暮らしを始めてみて、都会にいた時とは欲しいものも生活に対する考え方も変化が出てきたけど、生活環境に応じて人の感性も変化するだろうから、ここの人たちもそれなりに満足して生活しているのかな。
行ってみたくなるいいところですね〜。
Commented by travelster at 2017-12-28 21:45
★川越さん
こんばんわ!
インレー湖は大雨の一日だったけど、バイク乗りなので少々の雨は慣れてますから!
それは鉄人サイクリストの川越さんも同じかな^^

こちらの人たちはのんびりと楽しく過ごしてるように見えました。せかせかぎすぎすしていないです。
地産地消の生活が保たれていて先進国ではないけど心の持ちように余裕を感じます。

カンボジアもそうだったけど、豊かさってなんだろう。。。
と考えさせてくれるのが東南アジアの旅のいいところです。
Commented by 川越 at 2018-01-01 21:57 x
新年おめでとうございます。今年も世界各地の写真、楽しみにしてます。ビデオもいいですね〜。

豊かさって本当に何だろうなぁって感じますね。自分でも田舎暮らしを始めて、間違いなく東京にいた時よりも生活を楽しんでいるし、生きている実感があります。何もかも違いすぎてますけど、東南アジアの地方だとさらに違いが大きいでしょうね。

ともあれ、今年もよろしくです。(^^)/
Commented by travelster at 2018-01-02 20:16
★川越さん
明けましておめでとうございます。
年末からラオスに来ています。

彼らにはそれが生まれてから毎日の暮らしだから普通なんでしょうけどね。

あと、いろんな野菜をたらふく食べれるのはほんと羨ましい^ ^
毎日買ってる野菜が高すぎ&少な過ぎ…とつい思ってしまいます〜

今年もよろしくお願いします!
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