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t r a v e l p h o t o g r a p h y
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カンボジア出国前日、滞在最終日の朝。。。
宿泊先ゲストハウスのフロントに置いてあったフライヤーにジープ・ツアーを見つけた。 「ジープかぁ。。。面白そう〜〜」 「日帰りツアーもあるなぁ〜フムフム。。。」 はるばる片道250kmほどの道のりをスーパーカブに乗っけてもらって走れたし、 マウンテンバイクを借りてシェムリアップ近郊の遺跡もサイクリング出来たし、 乗り物系はまぁまぁ満足だったけど、ジープツアーはそそられてしまった。 カンボジア+ジープなんてイメージ合い過ぎと思うのは自分だけ?! 当日の朝に申し込みなんて無理だろう。。。と思いつつ、 ダメもとで問い合わせてみたらなんとオッケーの返事!(ガッツポーズ) シェムリアップ発着の日帰りジープツアーの内容は、 ・シェムリアップ近くの集落で自転車を借りてポタリング。 ・トンレサップ湖のフローティングビレッジへのドライブ。(SiemReap←50Km→Kâmpóng Khleang) ・フローティングビレッジの民家でのランチ ・舟でトンレサップ湖をクルージング 半時間後にはゲストハウスの前で拾ってもらえた。 同乗者はドライバー、ツアーガイド、北京在住カップルに僕の5人。 ツアーガイドは小柄な女性だったのでカップルと一緒に後部座席へ、僕が助手席に、 ってことでドアもないオープンエアの開放感を感じながらカンボジアの野趣溢れる田舎道を走り出した。 カンボジアの風景はどこも緑に溢れている。 幹線道路以外は未舗装の赤土でまっすぐだ。 いつからか海外行くと、タクシーに乗っていてもバスに乗っていても無意識のうちに 自分が運転している感覚をシミュレートしながら景色を眺めている。 標識とか、交差点の譲り方とか、間合いとか、抜き方とか。。。 でもカンボジアではそう言う心配は皆無に等しく、逆に 「どんなに詳しい地図があってもカンボジアの小道は走れんなぁ。。。」と思った。 なんせ標識はよほど大きな交差点じゃないと設置されていないから地名が全く分らない。 そもそも地名なんて無いのかも。セルフドライブならここがどこなのかも分らないしねぇ。。。 モバイル端末で全世界の地図が見れるようになった今、 辺境であろうと山であろうとネットワークが繋がったら最強だ。 即座に正確な現在位置を教えてくれて地図上にそこを示してくれる。 移動する上でGPSさえあれば地名や地形の必要性が全く無くなるって話。 RandMcNallyやMichelin地図の眺めのいいお勧めルート情報があれば尚良し! ”カンボジア”って国名がワイルドな上に”ジープ”が続いてなんともワイルドなURL^^ それにこのオリーブグリーンがカンボジアの風景に溶け込んでいて、ナイス♪♪ 屋根をこの色にしている家も多くってとてもとてもかっちょよかったのだ。 ちょっとジープから降りて、 ママチャリで一時間ほどポタリング。 ガイドも居るから、なぁ〜〜んの心配も無く、 ぷらぷらと付いて行くだけでいいからあ〜〜楽チン^^ この懐かしい感じ。。。 童心に帰りました。。。 屋内型スーパーなんて施設は無く、 全ての買い物はフリマスタイルな市場で^^ カンボジアにいるとタイの奥地やベトナムでさえ、 インフラが整ってるんだと感じてしまう。 訪れて初めて実感する事柄のひとつ。 教科書やテレビでは解らない。 「百聞は一見にしかず」 と実感するのだ。 中央がトンレサップ湖。雨季になると緑の濃い部分まで湖が膨張する。その差5倍! 水深は実に1mから9mまで変動する。インドシナ半島の浅ぁ〜〜い水たまり。 雨季は本流のメコン川が逆流し洪水になることなくこの湖に流れ込む。 今日のドライブルート。 シェムリアップから国道を東進し、 ダムデック(Dam-dek)という集落を過ぎて、 すぐ右に折れればフローティングビレッジへは一本道だ。 そこからは舟に乗り換えてトンレサップ湖まで連れて行ってくれた。 ダムデックを過ぎて右に折れるとセンターラインの無い道。 こんな道が数キロ、湖の近くまで続く。 道の両側は水の引いた沼地が延々と続いている。 雨季になればこの辺りまで湖になる。 水平線?地平線? さらに湖の方へ向かう。 この辺りまで来ると、家屋のほとんどが高床式になっている。 家屋は道路沿いに並んでいる部分だけで、 家の裏は両側とも雨季には湖になる。 この道は浸食されないのかなー? なんと言うか、観光客向けどころかお店の類いは皆無で、 色んな意味で素っ気なくってまだまだこれからの国。 遺跡とか戦渦ばかりがクローズアップされるけど、 雨季と乾季による大きな気候変動がもたらす 景観とそこの人の生活も魅力だと感じた。 日本人だと当たり前に思う日本の山並みとか渓流が、 外国人にはとても神秘的だったり面白いと感じる様に、 トンレサップ湖に暮らす人達には当たり前の生活も、 季節で大きく変貌する環境に圧倒されてしまうのだ。 ようやくカンポン・クレアンの水上の村に到着♪ 雨季になるとこのメインストリートも この一帯も全てトンレサップ湖の一部になる。 どんだけの雨量、流域面積なんだって思ってしまいます。 見ようによってはなんの変哲も見所も無いただの貧しい村かもしれない。けど、 そんなダイナミックな自然現象と対峙して暮らしている知恵と営みに感動してしまうワケです。 この舟が雨季になればまさしく生活の足。これがないとどこにも行けなくなってしまう。 100万人居ると言われる水上生活者。実に香川県の人口(2014)とほぼ同じ! アラル海の様に干上がってしまったら、それこそ国家の危機かもしれない。 これは冗談ではなくって現実的な話。状況はアラル海と違っているけど、 本流のメコン川上流は中国領土に端を発しているからやっかいな事。 (相手が相手なので容易に想像がついてしまいます) 改めてメコン川の流域を地図で見てみれば、結構長いです。 上流のダム建設でメコン川(ひいてはトンレサップ川)の流量減少、漁業問題、農業問題、 それに上流の人間活動により垂れ流される汚水による水質問題。。。 日本ではほとんどニュースにならないけど大問題です。これ。 そう考えると河川が同一国内の日本は恵まれてる。 閑話休題。。。 ようやくトンレサップ湖に出て来た。 ここの暮らしは100%この湖の恵みで成り立っていて、 その恵みも複雑な環境と条件の上でのことってこと。 そんな事を考えるとやっぱり日本って恵まれてる。 短いようで結構充実した一週間のカンボジア旅。。。 大地をバイクで走り続け、自転車で遺跡を探索し、 ジープと舟でトンレサップの営みを垣間みて。。。 ホント乗りもの好き過ぎ!^^ 次は雨季のマングローブをカヌーで!かな(笑 (完) 2014.5.1 Siem Reap, Siem Reap Province, Cambodia 《 カンボジアの旅記事一覧 》 【Summary】Golden Week 2014 【Cambodia#1】後部座席が指定席! 【Cambodia#2】爽やかすぎるカンボジアの田舎道を行く 【Cambodia#3】カンボジアのマチュピチュ プレアヴィヒアから眼下を望む - Preah Vihear Temple - 【Cambodia#4】プレアヴィヒア遺跡にて - Preah Vihear Temple - 【Cambodia#5】夕呑み夕涼み。。。 【Cambodia#6】Go back to Siem Reap 【Cambodia#7】密林の奥にたたずむコーケー遺跡に登った - Koh Ker - 【Cambodia#8】究極の廃墟?!ベンメリア遺跡 - Beng Mealea - 【Cambodia#9】湖の水かさが10m増減する集落へ行く - Kampong Phluk - 【Cambodia#10】アンコールワット - Angkor wat - 【Cambodia#11】シェムリアップにタイムズスクエア?! - Pub Street - 【Cambodia#12】自転車で巡ったアンコールワット遺跡群 - Angkor ruins - 【Cambodia#13】Siem Reap Snap Shots 【Cambodia#14】エキサイティングなアトラクション!ジープ・ツアーでトンレサップ湖へ - Kampong Khleang - 陽が西の空に傾きつつ帰路を急いだ。 帰り道の国道に200mおきくらいにパラソルが。 ドライバーはひとつのパラソルへすーっと寄せて停まった。 「何が売ってるん??」 キュートなカンボジアっ娘が売っていたのは、、、 あぶった竹筒に入ったちまきのようなもちもちした食感のスイーツ! 「どれどれひとつ頂戴♪♪」 「おっ!美味しいやん♪」 おかわりもぱくっと無くなり、 三つ目を頼みかけたけど、 子供みたいなので辛抱しました。 五つくらいは食べれたかな?! ごちそうさま〜〜♪♪
by travelster
| 2015-01-31 14:42
| ├Cambodia
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Comments(4)
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by
jack
at 2015-02-02 11:28
x
カンボジア
ジープツアー そそりますな~~~~!! 楽しそう~~
0
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travelster at 2015-02-03 22:34
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inamoku at 2015-02-05 09:30
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travelster at 2015-02-07 22:49
★いなやんさん
ジープは初めて乗りましたがオープンカーと違った開放感ありますねぇ! 上でなく横がオープンで妙なわくわく感がなんともいい感じでした。 >せめてバイク免許くらい取りたいのに、それも駄目。 免許取ったら買っちゃいますもんねぇ〜〜^^
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