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rainy day's morning




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ウブド王宮から少し東に下ったところにある小さなカフェ 『Arya warung and tourist service』

シャビーな内装のお洒落カフェ。朝は惣菜やら揚げ物、甘ぁ〜いスイーツを店先で売っていた。

通勤途中のバリっ子がランチ用に買っていくのを眺めながら奥の席でカフェタイム。

ウブドの目抜通りでもコロナの頃は賃料が激安プライスだったらしい。

『今はすっかり高くなったよ』とカフェのおっちゃんが話してた。

コロナ禍がこの先何年続くのかあの頃は誰も判らなかった。

株価と同じで底値で買った人、賢いわぁ・・・


2024.2 Jl. Raya Ubud, Bali, Indonesia



# by travelster | 2024-03-12 08:01 |  ├Indonesia | Trackback | Comments(2)
世界最大の直接選挙『インドネシア大統領選』きょう投票


2024年1月、2週間ほどインドネシアのバリ島に滞在していました。


1泊2日でバスとフェリーと列車を乗り継いでおとなりのジャワ島に行ったり、
バリ島では懇意にしているレンタカー屋さんからレンタカーを借りて、
デンパサール市内をウロウロしたりアメッドやキンタマーニ高原まで遠出したり、
とドライブ三昧の日々を過ごしていました。※相変わらずインドネシアの交通事情はカオスです・・・


5年おきの大統領選を翌月(2月)に控えていてインドネシア国内の幹線道路のあらゆる場所に候補者のポスターが掲げられていました。
日本の選挙のような掲示板タイプのものではなく候補者1人1枚の巨大ポスターだから目立つ目だつ!
作成して設営と撤去にどれほどの手間が掛かるんだろう!と思いながら車を走らせていました。


有権者なんと2億人。10年ぶりに交代する大統領を国民が直接投票する世界最大の直接選挙です。



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ピクサー風アニメ・キャラクターで描かれたプラボウォ&ギブラン陣営ポスター


一番目立っていたのが枚数が多かったのと愛嬌あるピクサー風アニメ・キャラクターで描かれたこのおふたり。
インドネシア国防相を務めるプラボウォ・スビアント氏(左)とジョコ・ウィドド大統領の長男ギブラン・ラカブミン氏(右)。
いやが応でも名前を覚えてしまいます!


こんな愛嬌あるポスターにしたのは若年層の有権者の票を獲得するためだとか。
ただ、ジャワ州ソロ現市長のラカブミン氏は36歳。
大統領立候補条件は40歳以上であるにも関わらず立候補出来たのは、インドネシア憲法裁判所は2023年10月16日、「40歳以上または地方首長経験者は立候補を認める」との判決が出たからだとか・・・
もっと言うと、現在の憲法裁判所の長官はジョコ大統領の妹婿であるアンワル・ウスマン氏が務めているとのこと。


な〜〜〜んか怪し過ぎて市民団体からも憲法裁判所が政治利用されたとの批判が相次いてるらしい。
そんな状況ながらもプラボウォ&ギブランのペアが世論調査で首位なんだとか!
愛らしすぎるピクサー風アニメ・キャラクターの効果絶大じゃないか〜!



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こちらがアニメキャラじゃない版プラボウォ&ギブランのポスター

ネクタイじゃないクールビズ風シャツが清潔感満開!(笑



そして今日、2月14日が大統領選挙の日でした。
さてさて結果はいかに?!


2024.1 Bali, Indonesia



# by travelster | 2024-02-14 17:51 |  ├Indonesia | Trackback | Comments(0)
2024 Winter Season's Greeting



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写真:2023年2月バリ島にて・・・



新春あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくおねがいします。
(2023年は喪中だったためご挨拶は失礼させていただきました。)


2023年は穏やかに過ごせた1年でした。その前年の2022年は・・・
父の介護や諸事情を契機に2022秋にフルタイムの仕事を辞めセミリタイヤ生活がスタートし早や1年あまり経ちました。
コロナ禍がきっかけで在宅勤務になったので退職したからとはいえ平日に自宅に居ることへの違和感もさほどなくソフトランディング!(笑)

せっかくなのでこれを機に1年を振り返ってみました。


■断捨離とリノベーション
自宅を盛大に断捨離しました。
写真・手紙・書類・雑誌など膨大な紙類は画像化&PDF化し、それ以外は思い切ってシュレッダー処分、資源ごみに廃棄しました。
衣類・書籍・CDは分別&整理してメルカリ、ブックオフ、リサイクルショップ、資源ごみへ。
実家の家具断捨離しました。(←昭和の家具の頑丈なこと・・・分解、切断が一筋縄では行きません)
いつか読むだろう、着るだろう、使うだろうという気持ちより加齢によるやる気が失せる方を問題視したことと、
前者の機会はほぼ起こらないってことをこの歳になって悟ったので。笑

そして、ずっとやりたかったキッチン、ベッドルーム、玄関、トイレ・・・を今風にリノベーションしました。
これはコロナ禍始まった2020年から少しずつ。


■学び直し
これはもうYouTube&Zoom&NetFlixサマサマです!
時間が無いので後回しに・・・という理由づけで出来なかった勉強系(地理、歴史、語学、政治、投資、テック系・・・ありとあらゆる分野)、ライフスタイル系、自宅でもできる自己啓発系(業務系セミナー参加)がYouTubeを使って出来るようになったのが嬉しい。
ネット社会前なら新聞読んだりリアルに本屋、図書館、映画館、セミナー受講しに行かなくちゃいけなかった。
ネットネイティブじゃ無い(昭和生まれ)からこそ分かるネットの恩恵の大きさ・・・

普通の勤め人なら定年後に始めること、思いを巡らせることを10年ほど早く経験できている感じがしています。


■トラベル
国内:全国旅行支援補助があった頃、せっかくなのでと北海道(主に大雪山エリア、利尻、礼文)、熊本&長崎を周遊。
海外:バリ島。

社会人生活している頃から、時間的にも経済的にも少し無理してでも行きたいところは行っていたので(特に国内はひと通り行き尽くした感ある)、いま家に居てるのがさほど苦にもならずこれが自分でも一番意外でした。


今年は向こう10〜15年人生計画の準備&助走期間に充てた年として1つづつ実現できればいいなぁと思っています。
あとまだまだ海外バケツリスト(行きたいとこリスト)が膨大にあるので、絵でも描きながらゆっくり旅できれば良いかな・・・
で、いよいよ足腰ダメになったらバーチャル旅行とかハイテク(←死語!笑)の世界に浸ろうと思っています。笑


2024年元旦



# by travelster | 2024-01-01 00:32 | ★misc | Trackback | Comments(4)
【映画】アダミアニ 祈りの谷 の感想とうめきたガーデンの変貌ぶりと





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撮影:2023年5月初旬 Xiaomi Note 10 Lite



再開発で変貌著しい大阪駅北側エリア(通称:うめきた)の一番奥に建っている梅田スカイビル。


■梅田スカイビルと梅田北ヤード(うめきた)
梅田駅からは徒歩で10分ほどの距離でやや不便な場所にあったせいもありコロナ前までは人の流れがほとんどなく梅田スカイビルはいつもガラガラだった。
梅田スカイビルの空中庭園展望台がインスタで拡散されて知られるようになったのをきっかけにコロナが収束してからはどっと人が増えて大半が外国人観光客。


また、その梅田スカイビルに行くために絶賛再開発中のうめきた再開発エリアを突っ切っていくのだけど、
通るたびに都会ど真ん中の広大なエリアがダイナミックに変貌していく様にいつも感動!((((;゚Д゚)))))))
梅田の隣町の福島に住んでた頃、守口にある職場まで数年間毎朝、自転車でこの場所(広大な貨物駅と線路があった)を通っていた。
あの頃は何本もの線路にたくさんディーゼル貨物列車が停まっていたっけ。その場所がまさかこんなに変貌を遂げるとは・・・


毎日通ってたのにもっと写真撮っておけば良かったと後悔!





【映画】アダミアニ 祈りの谷 の感想とうめきたガーデンの変貌ぶりと_b0108109_13362159.jpg
右:福島方面→
左:守口方面←

手前の道を通って自転車で通勤していた。(約10km/1時間弱)

地下は関空に直結するJR東海道線支線が開通済。地上は緑で覆われてグランフロントから回遊できる遊歩道が整備される。




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撮影:2023年5月初旬 Xiaomi Note 10 Lite







ドヤ街の雰囲気が残っていた大阪駅南側エリアにマルビル(1976)ヒルトン大阪(1986)が建った時はまだ学生だったこともあり、
「もうこれ以上変わることはないだろう・・・」と思ったけど、今度こそ
「もう、もうこれ以上変わることはないだろう・・・」って思っているんだけどどうだろう?
敢えて言えば、残されているのは駅前第一ビル〜第四ビルあたりかなぁ・・・(←地権の問題で全く進まない)


で、ミニシアター『シネリーブル梅田』は梅田スカイビルのタワーイーストの3階にあるのだけど観光客は
皆、展望台がお目当てなので、シネリーブルは相変わらず空いていて嬉しい。(←最高)




【映画】アダミアニ 祈りの谷 の感想とうめきたガーデンの変貌ぶりと_b0108109_15085774.jpg


前置きが長くなったけど、タイトルにある映画『アダミアニ 祈りの谷』を12月初旬、封切り早々に観てきた。


■この映画を観ようと思った理由
・ドキュメンタリーだったこと
・舞台が東ジョージョアの山岳地帯パンキシ峡谷というあまり取り上げられない場所だったことへの興味
・そこに暮らすチェチェン系ジョージア人「キスト」のお話しだったことへの興味
・監督・撮影・編集が大阪生まれの日本人だったこと


■ジョージアについて
以前はグルジアと呼ばれていた国。呼称が変わった頃は合衆国のジョージア州と紛らわしいと感じていたけどすっかり自分の中では定着した。
2014年10月に来日した大統領が安倍首相に要請して呼称を変えたのだとか。
ウクライナの首都、キエフがキーウに変わったようにロシア周辺の独立国はロシア色を払拭したいんだろうね・・・
早稲田卒業後キッコーマンに入社した経歴の持ち主の駐日大使は有名。


■パンキシ峡谷について(映画サイトから)

テロリストの烙印を押された谷
人口7000の小さな谷が世界の注目を集めるようになったのは、第二次チェチェン紛争の時だった。
1999年、当時首相だったプーチンによってチェチェンへ大規模攻撃が開始されると、難民や独立派ゲリラは国境を接したジョージアのパンキシ渓谷を目指した。
ジョージア政府は治安維持ができず、無法地帯と化した谷には独立派勢力を支援するアラブからのムジャヒディンや、麻薬や武器密売を請け負うマフィアまでが潜伏した。

ロシアはジョージア政府がテロリストを匿っていると激しく糾弾。 2001年にアメリカで9.11が発生すると、アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンの潜伏先の一つと疑われた。 米露両国から名指しで非難を受けたことでパンキシ渓谷には「テロリストの巣窟」というイメージが定着した。
この混乱は、キストの暮らしやイスラム信仰に強い影響を与え、シリア内戦では200名を超える若者たちがテロ組織に参加したとされる。




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■日本の田舎風景が重なった・・・
冒頭はのどかな生活ぶりや山の風景が映し出される。
もっと荒涼なイメージを持っていたけど、日本の信州や東北と変わらない自然豊かな場所。
地図で見るとジョージアって日本の東北地方とほぼ同じ緯度にある。東西を黒海とカスピ海に囲まれていて北のコーカサス山脈の向こうはロシア。
パンキシ峡谷の小さな村のお話しなのでジョージア人でももしかしたら知らない風景だったり出来事だったかと思う。


民家の軒先のダイニングテーブルで主人公のおばさんとトレッキングツーリストたちとおしゃべりしてるシーンが長く続くのだけど、実際に自分が旅を追体験しているようなリアルさがあって良かったのだった。
街中の映えるビルやカフェ、喧騒が舞台のノンフィクションではなく観光客が来ないような田舎のお宅!ってとこが実体験と重なる。


■話は本題に・・・
展開が進むにつれてこの村の苛烈な過去が主題に・・・
山脈の向こう側には違う民族違う宗教の人間が住んでいて彼らが突然やってきて峡谷の村を占拠したこと。
結果、この峡谷がチェチェン紛争で『テロリストの巣窟』になってしまったこと。
内戦後定着してしまった危険で凄惨な村のイメージから復興させようとしていること。
(海で囲まれた)日本に居ると当たり前のことが当たり前じゃないって再認識させられた。


この映画の撮影が終わってすぐにロシアによるウクライナ侵攻が始まった。
侵攻してまでも領土を拡大しようとするロシアっていう国について深く考えさせられた。

2023.12



# by travelster | 2023-12-17 15:33 | ★Screen | Trackback | Comments(0)
【映画】燃えあがる女性記者たち - Writing With Fire




【映画】燃えあがる女性記者たち - Writing With Fire_b0108109_09593075.jpg




気になっていたインド映画が封切りされたので観に行った。
現実離れしたミュージカルタッチのボリウッド映画より10倍くらい没入感ある映画だった。


■あらすじ
舞台はインド北部のウッタル・プラデーシュ州。
ダリトと呼ばれるカースト外不可触民でさらに女性であるという二重の被差別を受ける主人公たちが立ちあげた新聞社「カバル・ラハリヤ」を追ったドキュメンタリー。
使い慣れないスマートフォンを使ってSNS(Twitter、YouTube)に差別の実情を発信してインド全土に知られるようになる様子を写した映画。

カースト制度を扱った(ボリウッドでない)女性が主人公のインド映画は定番中の定番ではあるけど・・・



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ウッタル・プラデーシュ州だけで人口2億人!!



■インド旅を追体験できた
30代の頃にネパールに行ったときに成り行きで一般のご家庭の土間で食事させてもらった体験がきっかけでか、もっぱら旅先の興味は美術館とか博物館とか商業施設より庶民の生活感ある町並みだったり裏通りだったり家の中だったり。お宅の勝手口なんて生活感溢れすぎな場所でワクワクしてしまう。
でも自分の家の勝手口に外国人観光客が居たら怖いけどね!笑


脚色していなくエキストラも使わない普通なら窺い知ることができない不可触民の人たちの生活シーンを見ていると近所の下町を散歩している気分に浸れた。


■SNS時代だからこそ!な展開も凄い・・・
自分の身に置き換えてみれば、
近所の自治会レベルの生活圏の中で、年配のおじさんたちに揉み消しにされるような問題(この映画のような不当な差別はないけど)がSNS(映画ではYouTube)で発信したことで日本中にシェアされて知れ渡った・・・というSNS的に拡散される展開がリアル。


このYouTubeアカウントは実在していてこれもまたリアル。
実話を元にした映画ではなく実話がそのまま映画になっているのが凄い〜〜
YouTubeっぽい仕立てとストーリー展開は狙いか?って思ってしまう。


昔は『ペンは強し』と言ったけどSNSはその比じゃない!とこの映画を観て感じさせられた。



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インドネイティブなヒンディー語YouTubeチャンネルも色々あって奥が深そう!


■あなどれないインド
映画と関係ない話・・・
人民服を着て自転車に乗って大挙していた時代の中国が今のようになるのは想像もつかなかったように、20年後くらいにはアメリカと肩を並べるくらい超大国になるらしいインド。


インドに行くと恐ろしいほど非合理的な単純労働(=3Kな仕事)が機械化されず残っていることに気づく。
この理由はカースト制が残っているから・・・と言うことを後で知った。
一生、ホテルのドアの開け閉めしている人もいれば、一生、レンガを運ぶ人も居る。人権もへったくれもない。
今後20年程度でカースト制度が無くなると思えないのでどんな発展を遂げるのか?と思ったり。


それにインドは外交がしたたかだと思う。
欧米陣営でもなく中国ロシア陣営でもないポジションを保っていて、ウクライナ問題やパレスチナ問題も巻き込まれずにいる。
あんなにゴミだらけで不衛生で汚い街なのに国民は誰もそんなこと微塵も気にせずだし、僕も含めて観光渡航先としても人気あるし(笑


カネは出さないけど欧米にも中国にもいちもく置かれていていつも存在感を放っている。したたかな国だなぁ・・・



2023.10


■過去に観たお気に入りインド映画
・命ある限り(2013) ←貴重なラダック舞台の映画
・ミリオンダラー・アーム(2014) ←ウダイプルで撮影に遭遇!エキストラに参加(笑
・LION/ライオン ~25年目のただいま~(2017) ←実話ベースの映画。ラスト実在人物登場で感動。
・パターン(2023) ←先日観たばかりで新鮮。


# by travelster | 2023-10-16 20:40 | ★Screen | Trackback | Comments(0)