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カテゴリ:★Books( 6 )
ボローニャ紀行

ちょっと間があいてしまいました。
イタリア編に続いて旅行記を始めようかと思ったのですが、確実にGWをまたいでしまうのでどうしたものかと迷ってる間にもうGWです。GWも噴火の影響でどうなることやら。。。


先日書店で、井上ひさしさんの『ボローニャ紀行』が平積みされていたので購入。
30年以上も恋いこがれ、恋人より慕わしいというボローニャへの傑作紀行。紀行という控えめなタイトルに反してとても面白く、鋭く、分りやすくイタリアの事が書かれていました。


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「イタリア半島は、長靴をはいた脚そっくりに見えるが、ではその長靴をはいているのは男か、女か」
答えは圧倒的に男性?
「脚の付け根にヴェニスがあるから」とか「サッカーボール(シチリア島)を蹴ろうとしているから」
とかいかにもイタリアらしいエピソードの紹介で始まり。。。
そして、到着したミラノ空港の出入り口でタバコを吸ってる時に1万ドルと百万円の札束とボローニャの古地図や古書がはいった鞄が盗まれた話へと続きます。お金より30年にわたって書きためたボローニャについてのメモ書きを失ったのが一番悔しかったそうです。


心の中でチクショウ、チクショウと叫びながら、やがてやってきた小型バスに乗りました。二時間あと、ボローニャの宿舎についてすぐ、自宅に電話しました。
「…鞄を盗られててしまった」
悲痛な声で告げると、イタリア暮らしの長かった妻が9,800キロ彼方でハハハと笑い出しました。
「イタリアを甘く見たわね」
「…?」
「イタリアは職人の国よ。だから泥棒だって職人なんです」


そしてナポリでアメリカの潜水艦がイタリアの泥棒に盗まれた話を奥さんから聞かされて、”それよりはマシかと、みるみるうちに気が晴れて、その夜はぐっすり眠った。”と、ボローニャ紀行の第一日はこんな風に締めくくられています。初日から相当凹んでしまう状況なのにその後普通に旅行されていたようですから筋金入りの楽天家だったのかもしれません。

ある高名な建築家に、観光客をよびこむためにどうしたら良いか尋ねたそうです。その建築家はあっさりとこう言ったそうです。


「東京のどこでもいい、あるいはあなたの故郷の山形の田舎でもいい、いま現にある建物や町並みを、そっくりそのまま百年間、保存してご覧なさい。日本の百年前の姿を観るために、それこそ世界中から人が集まってきます。保証しますよ」


イタリアの都市の美しさを見るたび、いつもこの言葉を思い出すと書かれてあります。ボクもこれから折につけ思い出してしまいそうです。自分に顧みて『今日、明日の景気の向上』と『百年後の日本のため』の選択を迫られて後者を選べるか?と問われている気がするし、正しい指針をボローニャの地域社会の取り組みが示しているようです。

この本のキーワードは『ボローニャ方式』。イタリアのあの風景も決して自然の成り行きで保たれているんじゃなく強いビジョンがあってこそなんだと気づかされました。町並み再利用や、まさに日本で叫ばれている地域活性化がボローニャではどのようにして実現したか、大学の在り方、中央政府に頼らない住民主体の町づくり、憲法にまで切り込んだ深い考察から、ベルルスコーニのハチャメチャな政治とマフィアの実態といったブラックな部分、巨大病院『ウンベルト病院』からはじまるイタリアの”とんでもない話”集まで井上さんの軽いタッチで書かれていて笑えます。(いや、本当は笑えないんですけど。。。)

by travelster | 2010-04-18 08:17 | ★Books | Comments(10)
RANDOM WALK
旅の話ではなく。。。

少し遅めの初詣に八坂さんへ。
その帰り、京都寺町にある洋書屋RANDOM WALKに寄ってみたら、
1/15で閉店
って張り紙が?!

日本の写真集や旅のガイドブック、アート系、建築系、ビジュアル系の写真集が充実する洋書店でお気に入りやったのに。。。
東京の洋書取次大手の親会社が去年の7月に倒産し、引継ぎ先が結局見つからなく閉店との事。
そんな訳で全て50%OFFセール。今日は洋書写真集とガイドブックを6冊購入。
嬉しいやら悲しいやら。。。

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あぁ~残念。。。
by travelster | 2009-01-12 20:03 | ★Books | Comments(12)
男子の本棚
Exciteさん、勝手に”男子の本棚”やってます♪(笑)
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こうして見るとやっぱり『旅』の本が多いな~~!内訳は、
旅関係:70%
バイク関係:15%
シゴト関係:10%
その他:5%

くらいでしょうか。

別の部屋には小説が同じくらいあるけど昔読んだものばかり。。。
旅に出れなくとも、本を読んでるだけで楽しいもので本屋に積まれているとついつい手が伸びて買ってしまいます。
旅に関わる内容なら何でも面白いので、地図、写真、建築、宗教、政治、アドベンチャー、紀行文、etc.etc...とドンドン増えていってしまっています!

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旅行先で必ず買うモノ。御当地の写真集です。
日本には売ってないので。
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ナショジオ,ロンプラ,旅単行本などが並んでます。
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NEUTRAL,PAPER SKY,Coyote,旅行人あたりはお気に入りの旅雑誌。
たまにEsquire,Figaro,SWITCHなんかも買います。
トラベルフロンティアは見なくなった。。。廃刊?


amazonで安く手軽に買えるようになってから本の増加にさらに拍車がかかってしまいどうしたものかと頭を抱えています。
将来、ここに自分が書いた本を並べれたら嬉しいけど、ひょっとして山のように同じ本が並びそうで怖い?!
by travelster | 2007-11-06 23:40 | ★Books | Comments(6)
NO TRAVEL, NO LIFE
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本屋で思わず手に取って買ってしまった1冊。
10年のサラリーマン生活にピリオドを打ち2年の放浪の旅に出た作者の紀行写真集です。
去年の春、17年勤めた会社を辞めて南米に行った自分の心境と共感する部分が多々。
写真は独学と記されてますがとてもストレートでクールです♪

版元はサンクチュアリ出版。ココの本にいつもパワーをもらってます。
by travelster | 2007-06-09 11:57 | ★Books | Comments(4)
ヒラリーとライス
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先週読んだ本のうちの1冊を紹介します。
旅とはあまり関係ないのですが、北米連載中&アメリカつながりってことで・・・

題名からして、オンナ vs オンナ な本ってありそうでなかった!
政治的で堅そうな内容に思ったけど、読んでみると結構分かりやすくって面白い。
2人の生い立ちや、外見、ファッション、仕事の進め方 etc.. etc..

冷徹そうなライスが実はとても気配りの利く女性と書かれていたり。。。
自信満々そうなヒラリーが実は人間関係を築くのが苦手だったり。。。
共通点は2人ともフェラガモ・フリークだったり。。。

機会があれば読んでみてください。TVに出てきたときの印象がまた違って見えるかも!
by travelster | 2006-12-03 10:50 | ★Books | Comments(0)
インド旅行記 北インド編
女優の中谷美紀が1人でインドを長期にわたって旅したと知ったときは「へぇ~!」と。。。ちょっとイメージと違ったので意外だった。
その時の書き下ろしエッセイがようやく昨日、本屋に並んでいたので早速買った。
しかし日付が 初版 平成18年8月5日 って、、、今日やん!
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少し読んだけど「わかる!わかる!」なくだりも多く、気取ったところもなくとてもリアルに旅の様子が伝わってきて結構面白い。
でも独りで長期インドですよ。やるなぁ!
by travelster | 2006-08-05 15:36 | ★Books | Comments(2)