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アドリア海にいちばん近い宿
2回ほど飛びましたけどバルカン半島旅に戻ります♪
アドリア海にいちばん近い宿_b0108109_19332722.jpg
- DUBROVNIK Old Town -

ほぼ定刻通り、お昼前の10時半にドブロブニクの長距離バスターミナルに到着。
バスを降りて、辺りの景色を眺めようかと思う間もなく宿のお父ちゃんお母ちゃん達がわらわらと寄って来る。

バスターミナルの中に入ると、ATMらしきものを発見!おぉっ!
ドブロブニクに入ったらまっさきにお金を下ろそうと思ってたのでラッキー♪
なんせ現金は関空では5千円(30ユーロ程度)しか換えて来ずで、ベオグラードでは夜行バス代にとユーロ(EU未加入のセルビアでも一部ユーロ可)を少し下ろしただけ・・・
ベオグラード滞在中はマルコとターニャにお世話になりっぱなしだったのでほとんど使わずに済んだのだった。
    たんまりドルやユーロを持って行くより現地のATMでキャッシングした方が、レートが良い場合が多いので最近は日本出国時にほとんど外貨換金しません。紛失も考慮して現地で都度、引き出しています。また、トラベラーズチェックは大都市でも使えない所が多いのと面倒なので最近ではすっかり使わなくなりました。その代わりにVISAまたはMasterを必ず2枚持って行ってます。

目下、クロアチアのキャッシュはゼロなので仕方が無い。
宿勧誘のお父ちゃんお母ちゃんが遠巻きに見る前でコソコソとお金を引き出す。
お客さんはただいま現金引き出し中!ってところか。(笑)

紙幣のクーナを手にすると、父ちゃん母ちゃん達はキッチンやベッドルームの写真を挟んだファイルを広げながら、

「宿は決まってる?」
「ほらこんな部屋だよ」
「風呂広いよ!」


なんて言ってるような感じで集まってくるけど、父ちゃん母ちゃんは一応互いに順番を守っている風で一度にどどど〜〜〜っっ!と襲ってこないので一安心。断っても断っても地の果てまで付いてきそうなアジアの兄ちゃん達とは違って皆さんお手柔らか。ただし、詐欺も居るらしい。。。手元のLonlyPlanetに書かれていたDubrovnikのSleepingの項には、

Private Aaccomodation is generally the best option in Dubrovnik,
but beware of the scramble of private owners
at the bus station or Jadrolinija ferry terminal.
Some offer what they say they offer,
others are scamming.

ドブロブニクの個人経営お宿はなかなかによろしい。
でも、バス停やフェリー乗り場での宿オーナーの勧誘に注意!
たまに詐欺もあり。(合ってるかな?)


もしそんな風だったらこちらも『無視無視強行作戦』で旧市街にあるインフォメーションまで突っ切って行こうと思っていた。けど、お目当ての旧市街の中に宿があると言う気の良さそうな(自分は一目で善人と悪人の見分ける術に長けているのでは・・・とときどき思う!)お母ちゃんの控えめな勧誘に惹かれてしまい案内してもらうことにした。
値段は高くもなく安くもなくなので、部屋を見てからってところだ。以前は意地でもインフォメーションで色々調べてから決めないと納得行かないタチだったけど、なんとな〜く意思決定が『省エネ』志向になってきた気がするなぁ!

バスターミナルから城壁に囲まれた旧市街の内側に入れる『ピレ門(1537)』まで夏の日差しのもとテクテク歩く。日本の長かった残暑に慣れた体には高い日差しの割にとても涼しく感じられた。歩く事数分、20メートル以上はあろうかと思われる城壁の堂々たる鉄の門をくぐった途端、混み混みの人!人!人!人!9月も終盤なのにエライ人出!
お盆が過ぎれば世間は一気に仕事モードに突入する日本とは違いここはヨーロッパ。9月でもオンシーズンなのだ。
お隣のクロアチアまでちょっと遠出♪のイタリア人がわんさか居てる!それにしても多すぎないかぁ・・・

宿のお母ちゃんに促されて旧市街を奥に入って行くとそんな心配も杞憂だった。混雑は門のところだけだったようだ。魚の背骨の様に一筋のメインストリートを中心&谷折りにして石段が左右に延びている。
急な石段を登り始める。

「宿はメインストリートじゃないんや・・・」

踊り場になる二筋目の通りに出た。もう人はちらほら。お母ちゃんはにこっとしてまた石段を登り出す。

「もうちょっと上かぁ・・・」

さらに三筋目の通りに出た。後ろを振り返るとメインの通りはもうかなり眼下に見下ろせる。
手ぶらのお母ちゃんもちょっと疲れたのか休み休み。ボクは追い越してたたたー!と一気に四筋目まで登る。

「もうそろそろこのあたりじゃないか?」

お母ちゃんはようやく追いついて来た。

「しかしまぁ自分の家行くのに大変やなぁ・・・」

こんなに体力使うところに住んでるのに体はコロコロだ。
しかししかし、またまた登り出す。

「まだ上なん??!!」
「遠い上にしょぼいソベ(=宿)やったらまた降りやんとあかん・・・」


なんて思いながら再び階段を登り、角を折れると空が広がり陽が差す空間に出た。
この先は城壁でその向こうはもう海のはず!

メインの通りから最も離れた海側の城壁まで来たみたい。ようやく宿に到着したようだ。
こんな小さな旧市街にしてこの急勾配。そのせいもあってか先ほどの人いきれはどこへやら!
アドリア海にいちばん近い宿_b0108109_19361225.jpg
エントランスは旧市街散策の観光客もあまり来ない静かな佇まい。
ここだけがどこかの小さな島のような・・・
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中を見せて貰いココに決めた♪

2007.9.25 Old Town, Dubrovnik, Croatia





■ベトナム旅で知り合ったセルビアの知人を訪ねて。。。バルカン半島(旧ユーゴ諸国)ドライブ旅一覧 in 2007
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by travelster | 2007-11-09 07:24 |  ├Croatia | Trackback | Comments(2)
Commented by transitroom at 2007-11-10 21:11
宿泊先の確保は、毎回悩み所ですよね(@_@;
この宿の決め手は、綺麗に干された”洗濯物”かなぁ~(^◇^)
Commented by travelster at 2007-11-11 19:05
★transitさんへ
そぉ〜〜〜〜でしょ??
いかにも!!って感じでしょ?
1枚目写真の右側はどん突きになっていて、ココは袋小路状態なので思いっきり盛大に干してました。洗濯物♪
で、左側が通りに面しているのですが観光客の皆さんは、一旦ココで立ち止まって洗濯物をパシャリ!
たまに、洗濯物と一緒に収まって撮られる方も(^^;;;

実は巧みに観光客の心理を読んだ宿オーナーの演出だったりして・・・ってことはないか。(ないない。。。) (^^;;;;
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