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Lower Ladakh (Sham) #2

下ラダックツーリングの折り返し地点、ラマユルをUターンしレーから走ってきた道を引き返す。
午前中走ってきたとはいえ、風景はまったく違って見えた。


ラマユルから暫くは茶褐色の岩山が連なる『月世界(MoonLand)』と呼ばれる荒涼とした景観が続く。
どこかほかの惑星を走ってるようだ。





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スリナガル・ラダック・ハイウェイ
- Srinagar - Ladakh Hwy -







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ラダックは日本と同じ左側通行。

往路では谷側斜面寄りに走ってきた。

バイクはクルマのようにスグ停まれないから

ブラインドコーナーではセンター付近はリスク高し。

キープレフトが基本。帰りは山斜面側なのでちょっと安心。

日本にあるカーブミラーもラダック(と言うよりインド)には無い。

おせっかいな右カーブや左カーブのペイントや反射板ももちろん無い。

ラダックを走っていると日本の道路が高いコストで造られてるかが良く分る。



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ラダックはレーの街以外は道路照明が無い。

だから少し夜に走ってみたい衝動に駆られた。

満月の夜なんて考えただけでぞくぞくしてきた。

昼間とはまた違った意味で『ムーンランド』かも!



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そんなコトに考え巡らせれる余裕が出来るのも帰り道だから。

初めての道と一度通った道とで気の持ちようがこれほどまでに違うから不思議。



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徹底的に何も無いなぁ〜〜

『ドライブイン・ラダック』とか、

『カフェ・スリナガル』とか、

『リバーサイドモーテル・インダス』とか、

ないかぁ〜〜〜^^



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山肌にそったクネクネ道は秘境感たっぷり。

もしも日本の土木技術でここに高速を通したら

高い橋梁でこんな峡谷もさくっと一本道なんだろう。

つまるところ秘境は後進国にしか残されていないのかも。

秘境とは距離の遠さではなく”不便度が高い場所!”なのだ。




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英語表記が嬉しい。


折り返しのラマユルから50キロ余り。時刻は午後3時。

お昼にランチに立ち寄ったカルツェの集落に戻ってきた。



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フルーツショップの店員にゲストハウスの有無を尋ねてみた。

店員は別の若者(リン君)に訊いてくれた。リン君は電話で確認していた。

長い電話だった。そして「夕食は要るのかな?」と訊いて来たので「外で済ませるよ」と。



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「荷物はここに置いたままでイイから付いてきて」
と言われた。

戸惑いを見透かした様に「誰も盗らないから大丈夫!」って。

石垣の階段を登って鶏が放し飼いのラダック様式の一軒家へ。

案内してくれたのはゲストハウスではなくリン君の家だった。



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ピンクの壁にアヴリル・ラヴィ-ンやいろんなポスターが貼ってあってなんだかラブリー?

来客用の部屋かと思ったけどリン君の妹の部屋だって。わざわざ空けてくれてみたい。

「いいかな?ここでも」

「もちろん!ジュレー!」

小躍りする気持ちを抑えながらバックパックをバイクまで取りに行った。



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荷を解いてから、リン君とリン君のいとこと一緒に裏庭をぐるり散策。

車道からは見えなかったけど、水田があって畑があってじつに緑豊か。



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リン君が親指を立てながら

「これは日本語でなんて言うの?」「いいね〜〜!だよ」

三人でアプリコットの実をかじってみては

「いいね〜♪」「リロビットいいね〜〜♪」

なんて言い合いながらインダス川まで下った。



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「この河を果てしなく下るとアラビア海かぁ〜〜!スゲー!」



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普段通りに登って息が切れた。。。

ここの標高は富士山々頂より高いんだった。。。



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「ン。。。なんかあんまし見ん顔やのう。。。」



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ラダックはネコまで美人顔。。。



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リン君いとこのお宅にもおじゃま。

チャイを三杯ほどよばれた。

この甘ったるいのがクセになってる!



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カメラ向けたら並んでくれた。ジュレー!

思いがけず緑に囲まれながらこの日の午後を過ごした。



そして翌朝、5時前に目が覚めた。

まだ外は薄暗い。


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枕元のランタンに灯りを点けて日記を。

今日はレーまで帰るだけだから楽勝だ♪♪

窓の外を見るともうおかーさんが仕事していた。



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朝6時キッチン&ダイニングをのぞいたら、リン君の妹がチャパティ(インドの薄焼きパン)の生地をこねていた。
7時になってダイニングに呼ばれてそろって朝食をいただいた。
次々に焼き上がるほやほやチャパティとおかずとチャイとインスタントコーヒーと。
チャイは空になったらすぐ注いでくれたので5杯くらいよばれてしまった。飲み過ぎか??


シンクに皿がいっぱいたまってたので洗うよって言うと「ノー!!ノー!!」って怒られた。^^
ラダックでは未だ「男子厨房に入らず」なのである。
出発の9時くらいまで男みんなダイニングでまったーーり。のんびり。。。


荷物とかヘルメットを玄関に運び出して家の前でファミリーの写真を撮った。プリントして送ってあげないと。
田舎のたびはネパールでもそうだったけどいつもうるるん滞在。

なーんにも言わないので心付けをリン君にそっと渡した。相場が分らなかったので切りのいい500ルピー紙幣で。
おかーさんからおつりを受け取った。予想していた額だった。だからそこからまた1枚渡した。これは気持ち。


「ジュレー!」


さぁ、気合い入れ直して出発〜!


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クルマに比べてバイクだと路肩に寄せて停車しやすいのは大きな利点。

わざわざクルマから降りる面倒くささが無いのもアドバンテージ。

弱点はレンズとか沢山の装備を積めないことと天候の違い。

少し雨が降ればバイクの場合、撮影枚数はガクッと減る。

そもそも雨天なら撮影どころじゃ無くなるワケです。



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インド軍のトラックを10台ほど待つ。

パキスタン実行支配エリアが近く物資を運ぶ軍のトラックが多い。



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ザンスカール川とインダス川合流地点



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奥の白く濁った川がザンスカール川。手前の緑色がインダス川。



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Google Earth で合流地点を。

下の緑のオアシスはニンムー(nimmoo)。

全長150mほどの小さな集落だ。ここでランチ。



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無人だったガスステーション。




レーから西に17キロほどのところにあるPhyang Gompa (ピャン・ゴンパ)。
ザンスカール・インダス・ハイウェイから5キロ程それたところにあり、大きな看板も無いため分岐が分りづらい。




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ピャン・ゴンパ
- Phyang Gompa -


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お祈りの時間は終わっていたが居合わせた僧侶がゴンパの内部を案内してくれた。

誰も居ないときは鍵がかかっているので歩いてる僧侶に言えば開けてくれる。



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大広間で年配の僧侶が数人くつろいでいた。

外ではお昼ゴハンを終えた子供の僧侶たちが遊んでいた。

入口に立っていたボクを中に招き入れてくれたので横に座らせてもらった。

しばらく一眼レフ(PentaxK-5)の画像に興味津々だった僧侶が、

立ち上がってとなりに建設中のゴンパを案内してくれた。


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まさに壁画をドローイング&ペインティング中!!!

何度も近くに寄って見たり、離れて見たり。。。

見ると、左から順に書き上がっている!!



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白地のキャンバス(壁)に

いきなり、鉛筆で下書き。



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薄い色で下地塗り。。。

手本なんてなくいきなり描いて行ってます。。。



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最後は濃い色で仕上げ。

とてもとても気の遠くなる作業。

意地悪にあら探ししてみたがナイ!緻密!

天井と壁を7人で描いていて3年がかりとか。。。

普通、これだけの規模なら立ち入り禁止だろうに。。。

このままNHKスペシャルに出来そうな題材じゃない?と思った。

ゴンパ訪問者全員に見せてるの?それとも俺だけ?凄すぎます。。。




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Who can it be now 〜♪

って歌ってたのは MEN AT WORK。

懐かしい♪




午後3時半、おとといまで居た宿(Old Ladakh Guest House)に戻ってきた。
おとーさん居ないので泊まってた部屋に勝手に入ったよ。
おととい出るとき「(荷物置いて行くなら)1泊分ペイメント貰うよ。」って言ってたけど。。。
ベッドメーキングもしてなくって僕が出た時のままじゃないか。。。(笑


荷を解いたとたんにもよおして(おりこうなお腹!)、トイレとシャワーを一緒に済ませた!
紙がないので、左手を使う順番に頭を悩ませたのだった。。。(その手で頭も洗うわけで。。。)


さっぱりした体をベッドに投げ出してようやくひといき。はぁ〜〜〜!!!
何はともあれラダックに来て初めての泊まりツーリングから無事帰還出来たよー♪♪


上ラダック日帰り、下ラダック1泊2日、次はカルドゥン・ラ。そして(出来れば)ヌブラ峡谷へ。
徐々に難易度を上げる。


カルドゥン・ラ越えはパーミッションが必要。
パーミッションもらうため明日もレー滞在。


夕食まで、数時間あったのでメールと日記を打ちにネットカフェへ。昨日は打てなかったから行っとかないと〜
日本語の打てるネットカフェが1軒しかなく、しかもうちづらいキーボードでいつもの倍時間がかかるのだ。。。


それに頻繁に停電するので、マメに保存しながら。。。閉店ギリギリまで居て、レストランへ。
午後8時にゲストハウスに戻るとおとーさんが待っていてくれた。
パーミッションは明日夕方になるとの事で450ルピー渡す。


明日はまだパーミッション無いけど下見を兼ねてカルドゥン・ラの行けるとこまで行ってみよう。。。


2013.5.20 LowerLadakh, Jammu and Kashmir, India


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■バイクツーリング動画
LowerLadakh #1
LowerLadakh #2
LowerLadakh #3
LowerLadakh #4
The way to WonderlandRestaurant in Leh
Khardung La, one of the world highest motorable pass #1 - near by Leh.
Khardung La, one of the world highest motorable pass #2 - near by South Pullu.
Khardung La, one of the world highest motorable pass #3 - Reaching Khardung La top.


■ラダック舞台の映画
【ラダック映画】 ラダックとロンドンが舞台のラブロマンス
【ラダック映画】 バイクに乗ってラダックを走るシャー・ルク・カーン


■Royal Enfield
Royal enfield snapshots of northern india #1
Royal enfield snapshots of northern india #2
by travelster | 2013-07-04 23:48 |  ├India | Comments(2)
Commented by bashlinx at 2013-07-06 13:23
良い旅ですねぇ^^
Commented by travelster at 2013-07-07 00:11
★bashさん
半分運ですね^^
いつもこんな出会いがあるといいんだけどなぁ。。。
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