Copyright © 2006-2012 travelster All Rights Reserved
t r a v e l   p h o t o g r a p h y
Discover Southwest France
b0108109_224159.jpg




バルセロナへはヘルシンキ経由で。直行便でないからリーズナブルだった。往きのフィンランド航空機内にて。
以下、出発までの顛末をだらだらと長文です。

『起』
今年(2010)、2月のとある休日。
いつになく早い時期から動き出したゴールデンウィーク計画。ルアンパバーン@ラオス行きのチケットを買おうと思って旅行代理店に行ったのだけど、なぜか5万円ほど安かったバルセロナ@スペイン行きのチケットを予約して帰ってきたのだった。バルセロナもといスペインは旅先としての関心が薄いところだったので、そんな関心の無かったところに一眼レフカメラが一台買えるほどのお金を出すんだからちょっと決断が早すぎやしないか??と、一瞬躊躇したのだけど、
「あと3席しか空いてませんね。。。」
「ほんじつ予約入れて頂いて、明日中に全額お支払いになります。明日中でしたらキャンセル料かかりません。」

(フィンランド航空は以降のキャンセルが効かないらしい。つまりキャンセル料は全額)
そう言われても即決してしまったのは毎度のこと。(これ、席に余裕あっても絶対セールストークに違いないと思うんやけどね。。。)

行くつもりで買ったラオスの本はいつかの時までおあずけで、スペインの本を新たに購入した。そして、これからプラン練りをゆっくりと楽しむのだ。出国ふたつき余り前のこと。



『承』
バルセロナはスペインの東端。カタルーニャ州にある。
転々とするのが好きなので、ずっとバルセロナに滞在するって選択肢は無く、500キロ圏内のエリアを調べた。アンダルシア州はバルセロナから700キロ程度。このフラメンコの本場は最も熱く眩しく風光明媚でとてもスペインらしいのだけど、往き帰り同じルートになってしまうし、ちょっと遠くって忙しそうだ。次に、カタルーニャ州とアンダルシア州の中間にあるバレンシア州は ”オレンジ” ⇒⇒⇒ ”南カリフォルニア” を連想させて燦々と明るいイメージで距離もソコソコなのだけど、いまひとつバリエーションに乏しい。

めぼしそうなのがアラゴン地方。フランスに接していてピレネー山脈を擁しスペインでも比較的涼しい。さしずめスペインの長野県ってとこだろうか。5月なら道路の雪も融けてるだろうし山の残雪を眺めながらドライブもいい。が、しかしどのガイドブックを見ても巻末あたりに申し訳程度の掲載量で、マドリッドやアンダルシア、バレンシア地方と比べるととても地味なエリアなのだ。でもって、そんなマイナーなところはボク好みでとても気に入ったのだった。

それからはもう100%このエリアに行く算段で、色々調べた。各地に点在するパラドールとオスタル、サンティアゴの巡礼路からピレネーのトレッキングコースまでくまなく調べた。北米中西部のグランドサークルを思わせる荒々しい自然もあったりして魅力的。本当にネットは巨大な図書館だ。手に取るように情報を得ることが出来る。おかげで GoogleMap のアラゴン地方はバルーンとメモだらけになってしまった。同行する嫁さんはやっぱりスグお隣のフランスにも行ってみたいらしく、「1時間だけでもいいから寄ってぇ~!」 とリクエストされた。それだけで良いんだって。だからフランス国境越えのルートもプランに入れた。バルセロナ CheckOut & CheckIn でレンタカーの予約も済ませた。出国ひとつき前のこと。



『転』
ネットでアラゴンの気候を調べたり訊いてみたりして春の天気がイマイチなことは解っていた。イースターとサマーバカンスの合間で山あいの宿が空いてるか気がかりだったことも。
ここは山岳ドライブとトレッキングがメインなので天候が悪いと最悪かもなぁ。。。という想いが頭をもたげていた。ショッピングや散策できるようなしゃれた街も少ない。嫁さんにそんなことを言うと、日に日に「フランスにしよ~ぅ!」コールが高まってきたので、「ええぃ!」とアラゴンとは別にフランス行きのオプション『プランB』をおっ立てることにしたのだった。

バルセロナから行けそうなフランス方面をくわしく調べてみるとフランス南西部のラングドック・ルッション地方がなかなか良い。なんで今まで知らなかったのかと思うほどボクにとっては見どころたっぷり。なんでも国内向けワイン出荷量ナンバーワンのエリアだとか。それほどブドウ畑とワイナリーが多いってことだ。ドライブで風景がつまらないのは一番楽しくない。このあたりは地理的に権力争いが絶えなかったので荒削りでワイルドな古城も多い。海沿いもぽつりぽつりと穴場が多く下調べも気合が入ってしまう。国境は越えるがバルセロナから余裕で500キロ圏内なのでちょっと遠回りしたり道草ドライブも大丈夫だ。

しかし日本のどのフランスガイドブックもこの地域はほんのわずかしか載っていないんだから偏ってるよなぁ。。。掲載量の割合って何を基準に決めてるんやろ?有名度と話題性、店&宿の数か。旅のバイブル『ロンリープラネット』はカントリーガイドの "France" とは別ラインナップのリージョンガイドに "Languedoc-Roussillon" 300ページ/1冊!があって詳しい。(この本、広告やタイアップ記事はなく、執筆者はホテルや店から謝礼を受けると解雇されるというから徹底している)
また、パリからは遠いからか(一般向け)ツアーは皆無で、バルセロナから近いけどスペインじゃないからバルセロナ発のツアーからも外れてしまう。。。ちょっとスポットの当たりにくい場所ではあるのだな。。。と、出国半月ほど前のこと。



『結』
プランA:アラゴン@スペインへのドライブ&トレッキング&パラドールにステイ
プランB:ラングドック・ルッション@フランスへのドライブ&ワイナリー巡り

の2本立て構えとした。この頃になるとボクもほぼプランBに傾いていたのだけど、現地の週間予報が出るのを待った。天気次第でアラゴンに行くかラングドックに行くか決める。そして1週間前に迫り、週間予報が出るとやはりプランAの晴天率は低く、めでたく(?)プランBに決定♪ こちらも決して天気は良くないけどアラゴンに比べればマシなのだった。
急いでロンプラのラングドック・ルッションの本を追加購入。ラオスに続きスペインの本も出番なし???
今回は全泊ともお気に入りの宿が見つかったのでそれぞれ予約を入れておいた。かくして「1時間だけでもフランスへ!」の嫁さんは超ラッキー顔。ボクも下調べし倒して空想旅行を楽しんだので、もし行きたいところに行けなくっても全然良くって、その日の調子と気分に任せればそれで構わん。。。って気分。
最後に1/20万スケールのミシュランロードマップを買い、帰国前2泊分のバルセロナの宿も押さえた。出国1週間前のこと。




かくして二転三転したこのたびの行き先。。。帰国後、嫁さんは 「次もフランスに行きたい!」 とかなりフランスがお気に入り。結果オーライでした♪♪
そんな顛末で行ってきたラングドック・ルッションのたびをインデクスにまとめました。

※写真、全然フランスらしくなくってすみません。らしいのは出尽くしてしまいました。。。とほほっ。



b0108109_22134651.jpg
ボツルート

そして

b0108109_22215125.jpg
ゴールート

長々書いたけど、地図を貼れば一目瞭然だったですね。。。わははっ。



2010.5 Languedoc-Roussillon, France


F R A N C E I N D E X

《 P R O L O G U E 》
Discover Southwest France
I'm home from Barcelona

《 T O W N S 》
濡れるカルカソンヌ
欧州最大の城壁都市 - La Cité -
絶壁に建つ砦 - ペイルペルテューズ
ランチタイムはエウスで
コリウールの色 - Couleurs de Collioure
コリウールの灯 - Lumière de Collioure

《 C O U N T R Y S I D E S 》
French roads
Forked road
Les Pyrénées
南仏の車窓から

《 W I N E R Y S I T E S 》
Limoux
Maury

《 A U B E R G E 》
ワイン貯蔵庫がダイニングになったオーベルジュ

《 O T H E R S 》
フランスキャンプ事情
Ermitage - 隠者の家

S P A I N I N D E X

《 B A R C E L O N A 》
BCN#1
BCN#2
BCN#3
BCN#4
BCN#5
BCN#6
BCN#7
BCN#8
by travelster | 2010-12-07 22:34 |  └France | Comments(14)
Commented by jack at 2010-12-08 23:43 x
さすがというか??
写真の構図・起承転結ですか!!
理系からは なかなか出てこない??
と言うより、勉強不足??

写真 なかなかです。パクリます。

GWの計画ですか><!!
5月に また デュセルドルフで展示会
名古屋から 出ているフィンランド航空で行こうか、
検討中です。

ありがたいことに この時間 仕事中(へへ
Commented by travelster at 2010-12-10 09:06
★jackさん
こうみえてワタクシも理系でございますよ。
ボクの書いた仕様書や企画書を見て、お得意さんに「技術系っぽくないですネ。挿絵とか入ってて♪」と言われたことあります。

次もヨーロッパですか!!
もう慣れたものですね♪
ヘルシンキの空港は綺麗で北欧らしい透明感あふれる感じありました。
いいんじゃないですか!
Commented by selfish555 at 2010-12-10 21:49
先ず
師匠>ルート&観光は綿密に調べる。
オイラ>80%適当(その場しのぎ&行ってのお楽しみ)

結果
師匠>くまなく?観光(穴場すら逃さない)
オイラ>後悔&適度にワクワク

ま、簡単に言うと「性格」???
師匠夫妻も十分楽しんでるし、オイラ夫婦もカナダは楽しかった。
と言うか、結局は「ヨメ次第」と言う事???(笑)
〇〇ポン、無計画旅行は嫌いそう!(笑)
オイラに綿密なプラン練りも無理!(笑)

モノ買う時は失敗したくないから色々と調べるんだけどねェェェ~。
(特にカメラは師匠に聞きまくってるし(爆))
Commented by jack at 2010-12-11 07:32 x
堪忍・堪忍やで(へへ;☆
エンジニアやったね。

トラさんの書籍・文体
私の周りには なかなかいなかったので、
自分の出来ないことで、思っている出来ているので、
感心しきりです。

年末 私ツアーコンダクターが
家族5人引き連れ 上海へ
子供が大きくなり、近いところでは
最後の家族旅行になるかもです。

セルさんではないですが、
先般のドイツ 嫁さん同行でした。
男同士で行くのとは違い、それはそれで良かったと
一人旅は 一人旅で これも良しですね(へへ
Commented by travelster at 2010-12-12 18:02
★かっちゃん
備えあれば憂いなし?
情報が多い方が逆に自由が利くってもんですよ。
だから、行ってしまえば道中はいたって適当(良く言えばフレキシブル)なんよね♪
>結局は「ヨメ次第」と言う事???(笑)
それ、正解。
妥協。。。というか落としどころがミソですな。。。
Commented by travelster at 2010-12-12 18:25
★jackさん
記事はインデクスだけ載せるつもりが書き出すと長くなってしまったので、起承転結でまとめ直してみました。
読む人には取るに足らない出発前の話なんですけどねーー
いつか自分が読み返したら面白いんじゃないか。。。と思って書き留めた次第です。
blog始めて数年経つけど、まだまだ文体定まらなく、というより色々試して楽しんでます。
それを好意的に受け取ってもらえてるのは嬉しいです。

上海楽しんできて下さい。
Commented by selfish555 at 2010-12-12 23:06
<情報が多い方が逆に自由が利くってもんですよ。>

そーかもね!ある程度の情報があれば確かに「融通」が効きますね!
「ここダメならアッチ行こう!」ってな感じでしょうか?
ソコに気がつかなかった!!!次回のお出かけは調べまくるゼ!
モノ買う時にカタログ読みまくるのと一緒だね!

ちなみに今日の帰り「ビッグカメラ」に行きました。
で、「まだ見てんの?もう帰るよ!」と怒られました(笑)
実物見れて試写したけど余計に悩む結果に・・・
Commented by travelster at 2010-12-15 09:10
★かっちゃん
イイの見つかった?
嫁ちゃんも使うなら小さいほうがいいと思うよ♪

京都のヨドバシも行ってみたい。。。
Commented by howdygoto2 at 2010-12-29 10:06
お元気ですか?
もうすぐ2010年も終わりですね。
よい年を!
来年もよろしくお願いします。
色々と事情があって、長期の旅ができなくなってます。
ここでの旅写真、いつも楽しんでします。
Commented by travelster at 2010-12-30 18:40
★howdyさん
あっという間の2010年でした。年々早く感じられて嫌になりますねー
>長期の旅ができなくなってます。
でも〜〜、沖縄に良く行かれてるのはかなーり羨ましいですよ。
ブログ旅は長期ですが、リアル旅はすっかり短期です。(笑

良いお年を!こちらこそよろしくお願い致します。
Commented by jack at 2010-12-31 11:32 x
トラさん
毎年毎年 1年が早く感じるのは
20歳の時は 1年が1/20の長さで
40歳は 1/40になり、短く感じて行くらしいです。

家族で上海
久々の上海で、変貌の驚きと
森ビルからの眺めは 圧巻でした。

良い年をお迎えください。
Commented by 川越 at 2010-12-31 13:33 x
今年はたくさんの美しい写真、情報をこちらから頂きました。どうもありがとうございました。1月には私達も数日間パリに遊びに行けることになりました。たぶん市内からはほとんど出られませんが、楽しんできたいと思います。また次の1年もいろいろな写真を見せて頂くのを楽しみにしています。皆さんと良い年をお迎えください。
Commented by travelster at 2010-12-31 14:57
★jackさん
今年お会いできませんでしたが色々とコメント書いてもらってありがとうございました。
jackさんの率直な意見はいつも参考にさせてもらってますー
家族で上海。いいですね!子供さんが羨ましいです。(笑

良いお年を!
Commented by travelster at 2010-12-31 15:16
★川越さん
ありがとうございます。
ペースがゆっくりで更新ままならないブログですがそういっていただけると嬉しいです。
新年早々バリに!それはいい年になりそうですね!

良いお年をお迎えください!
<< 2011 New Year G... BCN#8 >>