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コリウールの色 - Couleurs de Collioure


内陸の村巡りドライブもいいけど、南仏とあればやっぱり海も見たい。まばゆい光と紺碧の海。一泊だけは地中海沿岸の町を入れたかった。ニースやカンヌのような賑やかさはないものの、スペインはバルセロナまでの海岸沿いにぽつりぽつりと気になる町が点在するのだ。

中学1年のとき、美術の授業で教科書の絵を模写する課題があって、そのとき選んだのがアンリ・マティスの『ルーマニアのブラウス(La Blouse Roumaine)』。明るい色あいとラフでシンプルなタッチの絵がなぜかとても気に入ったのだった。「模写しやすそうやん?」という実によこしまな考えもありました。(笑)
そのマティスが魅せられ滞在したという町が、スペイン国境からわずか30キロあまりほどのところにある。町の名は『コリウール(Collioure)』
バルセロナへの帰路の途上というグッドロケーション!イワシ漁が盛んでその町のたたずまいが今もアーティストに愛されつづけているという。
溢れる多彩な色、食文化が豊かで風光明媚な小さな港町。

行かない理由がない。

南仏ドライブのシメをかつては漁村で今はアートな観光の町、コリウールで過ごす事にしたのだった。
(以下、画像全て拡大可)





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多彩なコリウールの町並み。

曇り空でもカラフルな色が映える。

夏の日差しならより一層鮮やかだろう。



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海辺エリアはブティックとレストラン。

観光化された感は否めないけど、

手元のガイドブックには

Collioure lost its traditional village life years ago,
but none of its natural charm...
(c)Lonely Planet


と。納得。



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ここから海辺へは1分とかからない。

夏なら水着で歩いてる人も居そうだ。

五月なのに涼しかった!皆、長そでだ。





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少し坂を登れば、コリウールの港が見渡せる。

このあたりにマティスがイーゼルを立てた場所が。

そこにはマティスが描いた絵(レプリカ)が掲げられてある。

しばらく絵と実風景と見比べて「なるほど〜〜!」とため息。


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- Les toits de Collioure -

実際はもう少し高台で描いたんじゃないかな?



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ここはマティスやピカソが魅せられ、

現在も多くのアーティストが活動している。

小径をぶらり歩けば多くのギャラリーとワークショップ。

店先にはシンプルなタッチのフォーヴィズム(野獣派)な絵が。

ノルマンディーあたりモネらの柔らかい画風と対照的。

美術の時間に習った事が今になってリアルに実感。

そして「あ〜もっと勉強しとけば」と思うのだ。




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更に坂を登ると、



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昔を偲ばせるたたずまい。

露出した石壁が古い家の証。

家の中を覗いてみたかった〜〜!

けれどもこの辺りは観光エリアの外れ。

家の前をウロウロするのも迷惑だし失礼しようか。



海辺に戻れば、数軒のオープンカフェが並ぶ。

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棄てるの?と思うようなこのイスの数!

夏の観光客の多さを推して知るべし、か。


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欧米に多いこのクッション。

その色でどの店のか一目瞭然♪

夏は水着で座っても痕が付かないし、

座り心地も良く、手作りの籐のイスもいい。

プラ椅子のチープ感も、捨てがたいのだけどねー。

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- CUISINE -

夕食をこの店で。

店先の樽は喫煙スペース?

イワシ漁が盛んだからアンチョビが名物♪

それをツマミに地のワインを。つつましくも贅沢な晩餐。


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店を出るとすっかり陽が落ちて通りはどこも閑散と。

でも、陽を失ったコリウールの町も実に絵画的で。。。



View Collioure in a larger map

2010.5.6 Collioure, Languedoc-Roussillon, France


Collioure




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by travelster | 2010-07-25 15:17 |  └France | Comments(14)
Commented by bashlinx at 2010-07-25 16:13
これは贅沢な旅ですな マティスが気に入った街ですか 行ってみたいですね^^
Commented by naoko_photo at 2010-07-25 18:24
まあ、なんともオサレな街ですねぇ~
この雰囲気、世界にすっかり酔ってしまいそうです。
いいなぁ。こんな旅もしてみたい。
Commented by september30 at 2010-07-26 02:14
こんにちは。コリウールの町、すばらしいですね。私はヴェネツィアからバルセロナまで地中海沿いに汽車の旅をしたときにスペインの手前でモンペリエには寄りましたが、この町のことは知りませんでした。もっと勉強しておけばよかった。この次はぜひ・・・
Commented by yumiko-shiba at 2010-07-26 20:55
カラフルなのになんだか落ちつく・・・なんででしょう?
ステキな街!
見ていて飽きないですね♪
Commented by Scottts at 2010-07-27 06:53
ここがコリウールなんですね。 なるほど色の使い方がすごいですね。 でも何か約束事があるのか、ちぐはぐな雰囲気になってないのがすばらしいです。
エキゾチックという言葉がぴったりの街ですね。 行ってみたいところが又ひとつ増えましたよ。
Commented by travelster at 2010-07-27 22:14
★bashさん
画家は先見の明があるんでしょうね。
小さな漁村だったのが想像出来ないくらい明るく鮮やかな町でしたよ。
Commented by travelster at 2010-07-27 22:27
★naokoさん
山の自然が好きなので内陸の田舎道を走り繋いで。。。のドライブでしたが、海辺の雰囲気を楽しめて旅の良いスパイスになりました♪
雄大なピレネーの懐をトレッキングをメインにプランニングしていましたが、季節柄雨期なこともありこれはボツに。
次回機会があればリベンジしようと思っています。
Commented by travelster at 2010-07-27 22:32
★septemberさん
>私はヴェネツィアからバルセロナまで地中海沿いに汽車の旅を・・・
GoogleMapで見ましたが1,000km以上あるじゃないですか!
眺めの良さそうな旅ですね!!すばらしいです。
スペイン側にもカダケスと言う、同じ趣きの町がありこちらはダリが有名で、どちらに滞在しようか迷いました。が、
ずっとフランスで来たので最後も。。。とこちらをセレクトしましたよ。
それにしてもフランスは奥が深そうです。。。
Commented by travelster at 2010-07-27 22:37
★yumikoさん
カラフルですね!
1軒1軒が色とりどりで、それでいて調和が取れていて。。。それが不思議。
内陸の村々はほぼ、白壁にオレンジ屋根で統一されているのですがこの町だけ絵の具を並べたパレットのようでした。
一日ずっといても撮り飽きないですよー
Commented by travelster at 2010-07-27 22:44
★scotttsさん
おっしゃるとおり調和がとれているのが不思議です。
思うに、色の種類が多くても彩度が一定というところがミソのような気がします。
示し合わせたり、条例で色が指定されている訳ではない(?)と思うので「感性」の成せる技なんでしょうかネ。
画家の描いた絵は実際と大きく異なるのですが、それが却って巧いなぁと感心してしまいました。
Commented by top-to-toe at 2010-08-03 21:48
行きたいなぁ、ここ。
Commented by travelster at 2010-08-05 13:46
★saoriちゃん
今なら大賑わいでしょうね。。。
泳ぎに行きたい!
Commented by 川越 at 2010-08-10 21:54 x
どんなジャンルでも「あ〜、もっと勉強しておけば・・・」ってのはありますよね。でもそのときにはわからない。次の世代に伝えようとしても聞き耳持たずで。あっ、もちろん自分のことですよ(^^;
私もせめてもう少し英語を勉強しておけばとよく思います。でも何も知識がなくても、美しいものは美しいですね。それでも十分です。(^^)/
Commented by travelster at 2010-08-13 09:15
★川越さん
はは!同じですよ。
英語は苦手でした!
勉強は大人になると無くなるものだと思っていました。
いい意味で一生取り組めるものですね。
その好奇心を旅がつついてくれます。^^
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