Copyright © 2006-2012 travelster All Rights Reserved
t r a v e l   p h o t o g r a p h y
ランチタイムはエウスで
ペルピニャン(Perpignan)からヴィルフランシュ=ド=コンフラン(Villefranche-de-Conflent)へ抜ける国道 N-116 エリアは名の知れた "フランスの美しい村" が数多く点在する。とは言っても情報元はネットレベルの話で、紹介されている和書を見たのは1冊だけ。ガイドブックとなると残念ながらほとんど情報を得られなかったと言っていい。もといラングドック-ルッション(Languedoc-Roussillon)地方が日本でマイナーなのはゲートシティであるパリからもニースからも離れている地理的なものだろう(それぞれ850km,480km)。でも意外にスペインのバルセロナからはパリやニースからよりも近いため(200km)、数日の周遊ならば十分圏内エリアなのだ。(距離はペルピニャンを起点として)

(以下、写真全て拡大可)




b0108109_21501091.jpg
キュキュニャン近郊。
ダイナミックな眺望が続く。






キュキュニャン(Cucugnan)を出発して、丘陵の間を縫いながらいくつかの緩やかな峠を越えて70キロほど南へ下るとようやくこの国道 N-116 に出る。午前中のほとんどの時間、山道ばかり走っていたのでこんな地方の幹線道路でさえも "里に下りてきた" 感じがする。映画を観終わって、シアターから出てきたような感覚。雄大な風景の余韻を残しながら、さらに東へ農道のような道を十数分ほど走れば、エウス(Eus)と言う小さな村にたどり着く。この村は中世の雰囲気がそのまま残された集落で「フランスのもっとも美しい村(=Les plus beaux villages de France)」にも登録されている。ヴィルフランシュ=ド=コンフランや近郊の美しい村の方が修道院やミュージアムといったような見所が多そうなのだが、南仏の村らしいエウスのこじんまりした感じが気に入ったので、他を訪れるのをやめてここでゆっくりとランチタイムを過ごすことにしたのだ。






b0108109_173466.jpg






その村はすぐに分った。少し離れた農道から見えたエウスの集落はそこだけ四角のフレームに収まっているように思えるほどだった。小高い丘に家が小さく広がっていてまわりは芝生のように鮮やかな緑で囲まれ、丘のてっぺんには小さな教会(the church of Saint Vincent)がそびえていた。すぐにスペースのある路肩を探し、クルマを停めてカメラに収めた。エウスを訪れた多くの人がここでため息をついたに違いない。







b0108109_133135.jpg







b0108109_1323270.jpg




ここの村人たちは都会を逃れてここにきた訳ではなく、アーミッシュのように中世の生活様式に固執している訳でも、中世の町並みを売り物にしている訳でもない。普通に中世の町並みと共存しつつ現代的に生活しているところが素晴らしい。



b0108109_143594.jpg







b0108109_1303537.jpg



村の中心に小さなレストランが1軒。




b0108109_137693.jpg




軒先にはいろいろ書かれた黒板が。見晴らしも良さそうなので即決。何も読まず(読めず?)に中へ。メニューを見せて下さいと言ったら、さっきまで見てた軒先の黒板を持ってきたお姉さん。「メルスィ~。。。」説明してもらったけどやっぱりフランス語。解りません~~
隣のテーブルにもお客さん。キッチンの中の人と談笑していた。重厚な造りの店構えだけど、エウスに住む人たちの食事処やな、ここは。いたってカジュアルメニューでリーズナブル。




b0108109_2131763.jpg
「壁の絵は、これから向かう予定のコリウール。。。たぶん」







b0108109_21341391.jpg







b0108109_15201.jpg



渡仏してからずっと雲に覆われていた空はすっかり晴れ渡り青空が広がっていた。
レストランの前がちょっとした展望スペースになっていてピレネーの山々がいい眺めだった。



ピレネーの山々もここで見納め。
午後からはペルピニャンを経由しいよいよ地中海沿岸へ。
アンチョビとワインが有名な地中海沿岸の元漁港で今はアートと観光の町、コリウール(Collioure)へ向かう。



View N-116 in a larger map




2010.5.6 Eus, Languedoc-Roussillon, France


今日のニュースにフランスの記事

《仏酷暑の中、バカンスで“民族大移動”- 2010.7.10 パリ発》
バカンスに出発する“民族大移動現象”は、先週末にもみられ、パリから仏南部へ向かう高速道路は最高で365キロという記録的な渋滞となった。今週末には、この数字を更新するのは確実とみられている。


想像を絶する距離。。。
で人口も少ないのに?という素朴な疑問。
分散せずに皆、一路、南の海へ向かうから、だろうか。


Cucugnan




F R A N C E I N D E X

《 P R O L O G U E 》
Discover Southwest France
I'm home from Barcelona

《 T O W N S 》
濡れるカルカソンヌ
欧州最大の城壁都市 - La Cité -
絶壁に建つ砦 - ペイルペルテューズ
ランチタイムはエウスで
コリウールの色 - Couleurs de Collioure
コリウールの灯 - Lumière de Collioure

《 C O U N T R Y S I D E S 》
French roads
Forked road
Les Pyrénées
南仏の車窓から

《 W I N E R Y S I T E S 》
Limoux
Maury

《 A U B E R G E 》
ワイン貯蔵庫がダイニングになったオーベルジュ

《 O T H E R S 》
フランスキャンプ事情
Ermitage - 隠者の家

S P A I N I N D E X

《 B A R C E L O N A 》
BCN#1
BCN#2
BCN#3
BCN#4
BCN#5
BCN#6
BCN#7
BCN#8
by travelster | 2010-06-19 13:08 | Comments(16)
Commented by selfish555 at 2010-07-13 21:51
やっと天気が回復しましたね!やはり青空の下はいいですね。

日本の山里?山村?日本ではありえない景色ですね。
九州のやまなみハイウェイの何十倍の広さでしょうか・・・

あああああああー早く9月にならにかなぁ~・・・
Commented by 川越 at 2010-07-14 16:05 x
EUSですか。すばらしいところですね。写真を見ているだけで溜め息が出ます。私達は車の運転ができないので、なかなかこんなところには行けないのが残念ですが、写真を見て頭の中で旅行してます。でもこれは写真がすばらしいんじゃないだろうかと思います。もちろん現地もすばらしいところだとは思いますけど。
Commented by travelster at 2010-07-14 22:25
★かっちゃん
遠景は晴れている方が見晴らしがいいねーやっぱり。
>日本ではありえない景色ですね。
送電線の類いが全くないしね!!どうやって送電してるんやろう。。。
>あああああああー早く9月にならにかなぁ~・・・
あれこれプランを考える今が楽しいんかも。
Commented by travelster at 2010-07-14 22:40
★川越さん
ありがとうございます。
被写体に助けられています。^^
フランスは観光地でなくとも絵になるところがすごいなと思いました。
>私達は車の運転ができないので・・・
先日のコメントはJR&MTBだったのですね。。。
欧州なら輪行も夢では無いかもしれませんね♪
Commented by jack at 2010-07-15 11:13 x
3.5.6の写真が お気に入り
バランスがとても良い感じがします。

送電線
ほんと どうして入るんでしょうね。
海外の方が日本に来て びっくりするのが
電柱の多さ らしいです。
最近は 都市景観で地方も地下になりつつありますが、
あったものがなくなると 空の広さを改めて感じますが、

レストランのやりとり
旅の面白いところですね、ワクワク♪ドキドキ♪
何度もですが、うらやましい限りです。
Commented by travelster at 2010-07-16 00:52
★jackさん
どもども、ありがとうございます。
電柱は無いに越した事無いですよねぇ。
地上に変圧器おいてる(案外目立たない)国とかありますからなんとかなりそうなものです。
Commented by 川越 at 2010-07-16 10:11 x
travelster さま
「輪行」という言葉を聞いてビックリしました。よくそんな言葉をご存知ですね。ヨーロッパでは自転車を運ぶのは楽かもしれませんね。昔はスイスの友人宅に自分のロードレーサーを置いていたのですが、すっかりヨーロッパも遠くなってしまい、サイクリングもなくなりました。現地の親子サイクリストの女性の速さにびっくりしたことがあります。フランスは地平線に日が沈む印象がありますが、ほんとうに綺麗なところが多いですね。それを寄り美しく表現できるなんて素晴しいです。
Commented by travelster at 2010-07-17 15:10
★川越さん
最近は輪行ってコトバあまり聞きませんね。なんて言うんでしょう。。。
欧米は街中も自転車で走りやすいのがいいですね。
>フランスは地平線に日が沈む印象があります
そうですね!日本は水平線に沈むことはあっても、地平線は北海道くらいですし。
フランスは平原と丘陵の国なのだと行って感じました。
Commented by 川越 at 2010-07-17 15:54 x
>travelsterさま
うちの連れ合いとこの写真を見せて頂いていますが、「来年はここに行って見ようか」と話していまし。ユーロがこのまま落ち着いているとツーリストには嬉しいのですが。言葉が全くわからないのが毎度の不安材料ですが、1カ所にゆっくり滞在できればと思っています。いろいろ下調べをするのも楽しいです。
Commented by travelster at 2010-07-17 17:08
★川越さま
ここのところのユーロは一頃のドル並みに下がってますからこのレベルが続くといいんですけどね。
それは楽しみですね。
細かい旅情報はあえて載せていないのですが、旅の小さなきっかけになればと思っていますので良かったです。
この辺りはいろいろと調べたのでご遠慮なくどうぞ。^^
Commented by asiax at 2010-07-17 19:54
3枚目の水面に村と空が映りこんでいる写真がとても好きです。
フランスで最も美しい村とのことですが、寅さんが写真に収める村は本当にどこも美しいです。
Commented by travelster at 2010-07-17 21:45
★asiaxさん
ありがとうございます。パソコン復活おめでとうございます。
これ、クルマのルーフなんですよ。うまく村の全景が写りこんでいました。
欧州は敷居が高そうで敬遠していたのですが、素朴なところもたくさんで素晴らしかったです。
Commented by 川越 at 2010-07-17 21:53 x
え〜〜〜っ!
この湖のような写真、ルーフなんですか。
確かに湖面としてはちょっと違和感のある湖畔だと思ってはいたのですが、そこまでは考えませんでした。
しかし、すごい!こんなに綺麗に写るものなんですね。

もしこの旅行が実現しそうになったら、たぶん近くのお勧めポイント程度だとは思いますけど、アドバイスをお願いするかもしれません。厚かましいですが、そのときはよろしくお願いいたします。
Commented by travelster at 2010-07-17 22:56
★川越さん
そうなんです。ルーフなんです。鏡みたいでしょう???
雨のち曇りつづきの天気で数日のドライブでも土ぼこりが付かなかったんでしょうねぇ〜(苦笑
ボクのアドバイスがお役に立てるか怪しいですが^^
実現するといいですね!
Commented by asiax at 2010-07-19 18:18
湖面ではなく、車のルーフだったとは。
寅さんにはいつも打ちのめされてしまいます。
おそれいりました
Commented by travelster at 2010-07-20 21:14
★asiaxさん
クルマの色が違っていれば撮れなかった景色かもしれませんねぇ〜
風景をストレートに撮るよりもこういった撮り方も面白いですね。
<< ワイン貯蔵庫がダイニングになっ... 絶壁に建つ砦 - ペイルペルテューズ >>