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t r a v e l   p h o t o g r a p h y
Road to East Coast #1
南イタリア西海岸の都市『ナポリ』からスタートし、内陸の洞窟遺跡都市『マテーラ』を経てゴールは東海岸の玄関口『バーリ』まで、恒例?!クルマからの車窓風景を4編にわけています。

  Road to East Coast #1 風光明媚な町が点在。ソレント半島周遊ドライブ ⇒ 本編
  Road to East Coast #2 西海岸から南アペニン山脈を越えて。南イタリアどまんなか (Click!)
  Road to East Coast #3 個性豊かな村々をつないでプーリア州の白い街ロコロトンドへ (Click!)
  Road to East Coast #4 そして東海岸。紺碧のアドリア海へ (Click!)

※ドライブ中の画像はLUMIX(DMC-FX7)使ってます。

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- Russo Mobili -
(イタリアの家具屋)

ナポリからソレントへは約50キロ。と、さほどの距離ではない。

アウトストラーダを降りて、ソレントを目指して半島を南に下る。


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素朴な家々と柑橘系とオリーブの木々がちらほらと目立ってきた。

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海岸に出てきたようだ。右側はティレニア海が広がっている。

延々と地層模様の岩壁が続いてる。この下りでどれほどの歳月を遡ってるのか!

80-90km/h程度で普通に走ってるのだけど、この道でそんなスピードでも結構抜かれるのだ。

これはラテンの血ゆえん? 「とろとろ走ってんじゃねー」って聞こえてきそう。

彼らの目を見ればきっと逆三角形になってるに違いない!

ながい下り坂を下りきると。。。


街中に入ってきた。ソレントに近づいてきたようだ。

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年末でさぞ賑やかと思いきや、

街の中心部に入ってもクルマも人影もなく、

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店のシャッターは閉じられて、静か。

「静かすぎる。。。誰もおらんやん。。。」

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寂れてるようではなさそうだ。

けど、人影をほとんど見かけない。

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ソレントの目抜き通り。

昼間は閑散としているこの通りも、

夜になればイルミネーションが灯されて賑やか。

アマルフィ海岸のスタート地点でもあるここソレントで一泊した。

翌日はアマルフィ海岸を抜けサレルノで一泊としよう。70kmほどのドライブだ。

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日本の住宅街。と言っても違和感の無いこの辺り。

☆この間の、アマルフィ海岸は既出の記事に載せたので割愛します☆

荒れる海と眩しい日差しのアマルフィ(Click!)
断崖のスリル 'The Amalfi Drive'(Click!)
陽が落ちれば街は麗し。(Click!)

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無粋なガードレールやサインボードは最小限。

住宅の塀や道路の縁石までもが石で組まれ、

風景の一部になってとけ込んでいるようだ。

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まだ紅葉が残る名もなきワィンディングロード。

降りしきる雨でも快適この上なく、

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行き交うクルマは当たり前にイタリアン。

うーーん、イタリアを走ってる実感がたまらない。

逆に、外国人がトヨタやニッサンを見て『和』を感じる。

ってことは、ないわなぁ。。。



1泊はさんで走り抜けたソレント半島もそろそろ終わりにさしかかろうとしている。

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市街地の幹線路は半フリーウェイになっていてとても走りやすいのだ。

ただ路肩スペースはほとんどと言っていいほどない。

運転も道路幅もこちらは実にタイトなのだ。

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クルマで見知らぬ大きな街を当てなく訪れる時は、取り敢えず鉄道駅か街の中心部に向かうようにしている。

いつからか、なぜそうするのか、を整理したこともないけれど自然とそうするようになった。

そして街の手前の信号待ちで、これから向かう街の地図に目を落とすのだ。

ジェイソンボーンじゃないけど、街の全体像を頭にインプット。




そして、サレルノの街に突入。

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少し具体的に言うならば、

周りの山容とか、湾の地形とか。

道路は碁盤の目なのか?無秩序なのか?

鉄道は?通ってるならどう街を貫いているか?

この程度をざっと頭に入れ、敵の追撃をかわす。^^

あとは方角が判ればさほど地図を見ずとも修正がきき易く、

大きく迷い外れる事無くほぼ、街の中心エリアに行ける場合が多い。

目的地と同じ路線バスを見つけたら着いて行くのも一手。遠回りの可能性もあるけど。

でもナビがあればそんな作業は全く無用か。遅れても怒る人も困る人もいないので迷うのは一向に構わない。

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あとは”勘”に任せてなんとなく街の中心っぽい方に向かってるだけだ。


そう、なんとなく。


そしていよいよ中心(Centro)に入ってきたら "HOTEL" とか "TRATORRIA" なんて看板が気になり出すのだ。


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この夜は、鉄道駅近くのインフォメーションで紹介してもらった宿に投宿。省エネルギーな宿探し。


そして、翌朝。


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雨。良く降ってくれるよ!全く〜

日程的に今日は200kmほど東に動ければOKだ。

アウトストラーダで距離を稼ぎつつ良さげな道を乗り継ぎながら走ろう。

ミシュランの地図は、Scenic Route(眺めのいい道)を記してあってドライブルートを決めるのに重宝する。

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「本降りやんか〜!頼むよ〜」

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それにしても人が居ないのだ。イタリアって。

皆、バカンス??

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アウトストラーダに乗り、東へ向かう。

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走り出してほどなく猫の額ほどの待避エリアを見つけたので寄せる。

サレルノの街を西側からパチリ。しばらく眺めていた。

ここは神戸に似ている気がした。ミニ神戸。

工場と広い遊休地は尼崎。

街中の坂と繁華街は北野。

海と鉄道と迫る山は舞子。



サレルノはアマルフィ海岸の最も東に位置する、カンパーニャ州サレルノ県の県庁所在地。

大きな都市である割に有名な観光名所がなく知名度はいまひとつ。

ちなみに遠野市がここの姉妹都市になっている。

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「なんでもない景色なんやろうけど、建物に重みを感じるんやなぁ。。。」

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どうせこの雨だ。

寄り道せずに東へ急ぐ。

彼らの運転は Too Quickly! 素早い!

追い越し車線は130-140km/hで流れていて皆かっ飛んでいく。

それでも無謀ではなく高いレベルで秩序が守られているようで間合いが判れば不安は感じなかった。

さしずめ東南アジアのクルマ、バイク、自転車が入り乱れた交通事情が『カオス』なら、イタリアは『ファスト&タイト』といったところか。

タイやバリ、ベトナムの道をクルマでカッ飛ぶのは不可能だし、はたまたイタリアの郊外を自転車やバイクでゆっくり走るなんてのは轢いてくれというようなもの!

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譲れシグナルは頻繁。けど譲る方も早い。ちゃんとうしろもみてるのだ。

プロドライバーは前方と同じくらいに後方確認をしているそうだ。

延々と追い越し車線を走る日本のドライバーは見習って欲しいところだ。

次回 "Road to East Coast #2" (Click!) へ続く。


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上記はナポリ(A)からポテンザ(B)への途上、車中より撮影。
(左クリックで拡大)



■南イタリアドライブ旅'04  I N D E X

《ナポリ》

- Merry Christmas !
- Keep your head up.
- 朝雨
- ナポリの光と影

《ソレント》
- 陽が落ちれば街は麗し。
- 地震の津波の余波の余波?!

《アマルフィ》
- 断崖のスリル 'The Amalfi Drive'
- 荒れる海と眩しい日差しのアマルフィ
- destra-sinistra
- STOP
- Una piccola città
- ドルチェ - dolce -

《マテーラ・ロコロトンド》
- 忘れ去られた峡谷の中の住居群 - マテーラのサッシ -
- HOTEL SASSI
- 笹倉鉄平の世界
- Locorotondo

《ドライビングショット》
- Drive In Rain
- Road to East Coast #1
- Road to East Coast #2
- Road to East Coast #3
- Road to East Coast #4

《おまけ》
- Bari, miscellaneous...



■過去のドライブフォトをピックアップ。

▶︎南イタリア

- Road to East Coast #2
- Road to East Coast #3
- Road to East Coast #4

▶︎北イタリア
- Go North !!! - Mediterranean to Alps

▶︎バリ
- Up Hill Country 'Jatiluwih'

▶︎クロアチア&ボスニア・ヘルツェゴビナ
- Road to Mostar
- Drive a GO GO!
- Road to Plitvice Lakes National Park - Route E71 -

▶︎タイ
- 万事休す・・・
- 喜びもつかの間・・・
- 猟銃の少年
- やってきた男たち
- from Muddy HELL to Forest HEAVEN
by travelster | 2009-12-28 22:03 |  ├Italy | Comments(8)
Commented by scottts at 2009-12-29 05:14
西海岸から内陸をぬけて東海岸へ横断とは、traさんらしいダイナミックな旅ですね。
イタリアではとんでもないスピードで雨の中を走るんですね。 
とにかく普通の観光訪問では先ず行かないルートですよね、「地の人」の感じになったでしょうね。
そして他国のこうした「普通」の場所を見ることもないですから、とても興味をもって見させていただいています。
Commented by tajiri8jp at 2009-12-29 06:22
続けて見ると映画のようですね。
Commented by travelster at 2009-12-29 23:01
★scotttsさん
ポピュラーなのは直行便のあるミラノ着/発なのですが、ミラノ経由でナポリ着/バーリ発があったものでそれならばと。。。
ナポリーからバーリへクルマで走れば2度おいしいんじゃないか?と思いましてね。
ポリスも速いです。アドリア海を隔てたクロアチアも速かったです。同じイタリア文化圏ゆえんでしょうか。
観光が"点"なら旅は"線"かもしれませんね。
おのずと(手垢の付いてない)被写体も無限に広がってるような気がしています。
Commented by travelster at 2009-12-29 23:12
★tajiriさん
映画のようにアバンチュールもあると良いんですけどね〜。ははっ!
連続性を持たせると写真もまた別の面白さがありますね。

流れる車窓シーンは動画で撮りたくなります。特に東南アジアは。。。
そのうち世界各国街中ドライブダイジェストDVDを作って売ろうかと思ってます。(笑
Commented by howdygoto2 at 2009-12-30 06:44
おはようございます。
いま故郷高田です。
来年もよろしくお願いします。
ではよい年を!
Commented by asiax at 2009-12-31 18:00
このフロントガラスからの映像シリーズ、いいですね。私も同乗させていただいているような気分でいつも拝見してます。
また来年の寅さんのたびに注目してます。
それではよい年を
Commented by travelster at 2009-12-31 23:20
★howdyさん
寒さが厳しい大晦日になりましたね。
来年もよろしくお願いします。
良いお年を!
Commented by travelster at 2009-12-31 23:23
★asiaxさん
このシリーズ、時間がかかりますが楽しんでやっていますよ。
そう言って頂けると救われます。(^^
久しぶりにasiaxさんのようにアジア独り旅が疼いていますがどうなることでしょう。
今年もあと半時間です。来年もよろしくお願いします。
良いお年を!
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