人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Copyright © 2006-2012 travelster All Rights Reserved
t r a v e l   p h o t o g r a p h y
ナポリの光と影

夕立のような強い雨が上がり、

ようやく朝の陽が差してきた。

狭い峡谷を流れる河のように、

ナポリの光と影_b0108109_22161177.jpg

路地に光の河が流れていた。

ナポリの光と影_b0108109_2220597.jpg

朝の街角を歩くのが好きだ。

スパッカナポリの路地は碁盤の目。

深く迷うことはなく雑多な下町の通りに

おぉっ!と思うような通りに出くわしたりして、

でも歩き続けてると慣れてしまうのが不思議なもの。

ナポリの光と影_b0108109_22381228.jpg
クリスマス明けのナポリの街は

すっかり日常を取り戻したよう。

少し歩けばジェットラグもどこへやら。



2枚目右奥のトラットリアで朝からピザを。
薄生地のクリスピーピッツアに好物のルッコラを載せてもらって。ボ~~ノ♪
甘いスイーツと普通のコーヒーにありつけなかった以外は外れなしのイタリアの食事!
3枚目はMyExpressionに出した一枚です。

2004.12.26 Naples, Italy

ナポリ



■南イタリアドライブ旅'04  I N D E X

《ナポリ》

- Merry Christmas !
- Keep your head up.
- 朝雨
- ナポリの光と影

《ソレント》
- 陽が落ちれば街は麗し。
- 地震の津波の余波の余波?!

《アマルフィ》
- 断崖のスリル 'The Amalfi Drive'
- 荒れる海と眩しい日差しのアマルフィ
- destra-sinistra
- STOP
- Una piccola città
- ドルチェ - dolce -

《マテーラ・ロコロトンド》
- 忘れ去られた峡谷の中の住居群 - マテーラのサッシ -
- HOTEL SASSI
- 笹倉鉄平の世界
- Locorotondo

《ドライビングショット》
- Drive In Rain
- Road to East Coast #1
- Road to East Coast #2
- Road to East Coast #3
- Road to East Coast #4

《おまけ》
- Bari, miscellaneous...









はずれの無い食事はいいのだけど、、、

無秩序で雑然としたナポリの街。本当は趣のある住居も薄汚れてすさんだ印象は拭えない。
由緒ある大聖堂や教会もそんな街にうずもれながら佇んでるように見えた。
頭上には洗濯物がはためいてちょっと市井の暮らしを垣間みて、
歩いたのは朝だったので比較的静かだったのだと思われ、
日中は相当の人波と街の喧噪なんだろうと想像する。

特に観光化されているわけでもなくナポリ駅の玄関から少し歩けば一般市民の街といった印象。
概してよそ行き顔のミラノ⇔普段顔のナポリ。日本なら東京⇔大阪といったところだろうか。

カモッラ(ナポリのマフィア)のニュースは後を絶たないし(この年も、カモッラによって100人以上が殺害されている)、
それにゴミ問題。当時(2004年)はそんなにゴミは気にならなかったけど、去年は大いにニュースを賑わせた。
家庭のゴミが処理出来ずナポリの街中に未回収のゴミが溢れかえってしまったニュースです。
カンパーニア州の財政難でゴミ処理場が出来るのはまだずっと先の話だとか。
ベルルスコーニは解決したと言ってるけど観光スポットだけ。
でも観光資源としてはポテンシャルの高いイタリア。
いろんな面で浄化して欲しいものと思う。

また南イタリアを周ることがあれば、やっぱりゲートシティはナポリにするだろうな。
出来れば日が落ちる前にココに着いて、夕暮れのナポリ全景を見たい。
たった一夜の滞在ではまだまだ行きたいところがありすぎる。
ピザは美味いし、ヴォメロの丘にも行ってみたいし。
南伊周遊の拠点には申し分ないメトロポリス。
ナポリを見たけど死ねない...のだ。
by travelster | 2009-09-17 19:02 |  ├Italy | Trackback | Comments(2)
Commented by Balleta at 2010-03-03 10:42 x
ナポリに初めて訪れたのは、2004年の12月31日。まだ夕方だというのに、着地寸前の飛行機に向かって、花火を打ち上げてる?という感じで、ニューイヤーズともなれば、花火の煙で一寸先は見えず、火薬の匂いでいっぱい。毎年、「手をとばす」人が続出し、花火禁止令がでるのがわかるほどでした。たまたま、街全体を見下ろせる部屋だったのですが、あのときの風景は今でも忘れられません。ナポリは、どこを歩いても、飽きず、毎日8時間は歩きました。中央駅周辺やスカッパナポリから王宮に向かって歩いていくと、明らかに人の層、街が変わるのがわかり、そういう意味でも、「光と影」を感じました。そこが、ナポリの魅力でもあるのかな、とも。
Commented by travelster at 2010-03-05 13:39
★Balletaさん
なんとこの旅行記の数日後に同じところに行かれたのですね!
このときはクリスマスと年末年始の狭間で静かだったのかも。。。
大晦日はさぞかし街中大フィーバーだったんでしょうね~~。凄そうです。
Balletaさんは隅々までナポリを歩き尽くされたんですね。

そちらのブログにもお邪魔しますね。
<< 高山の朝 朝雨 >>